⇒ サザンカンパニー(SO) 2020年度第4四半期決算発表 (原発建設関連コストさえ無ければ)増収増益
同時に発表された2020年度通期ではどうだったでしょうか。
<GAAP>
GAAPでは、下表の通り減収減益でした。
売上は、前年比▲5%の減収。
利益は、前年比で営業利益▲37%、純利益▲34%、1株利益▲35%と、すべて減益でした。
一見、いかにも新型コロナウイルス禍の1年の結果に見えます。
<Non-GAAP>
では、より業務の実態を表しているNon-GAAPでは、どうだったでしょうか。
上記のGAAPベースでは、2019年度の利益が、税引き前で2,600百万USドル(税引き後で1,400百万USドル)のガルフ電力の売却益などで膨らんでいます。
そのような特殊事情を排除して、通常業務ベースで見てみると、純利益は+6%、1株利益は+5%の増益となっています。
減収増益です。
<5年間の推移>
次に、5年間の売上、利益、配当の推移も見ておきましょう。
売上は、残念ながら右肩上がりではありませんが、まあ、安定しているといえるでしょう。
一方、GAAPベースの1株利益は、デコボコしています。
この変動が大きい要因としては、例えば2019年度の1株利益には、上記で説明したように、ガルフ電力の売却益などが含まれていることが挙げられます。
ということで、そういった特殊要因を排除したNon-GAAPベースで見てみると、
安定した綺麗な右肩上がりとなっています。
そして、この安定に成長している1株利益が、かの有名な19年連続増配の配当の原資です。
ということで、配当性向は、76%~79%に収まっています。
絵にかいたような安定性です。
サザンカンパニー(SO)は、決して目立つ存在ではありません。
しかし。
このように安定した、大変頼りになる会社です。
サザンカンパニー(SO)があるからこそ、リスクを取って他の成長株にも投資できるというものです。
ありがとう、サザンカンパニー。
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