2020年6月30日火曜日

エヌビディア(NVDA) メルセデスベンツと次世代自動運転プラットフォーム共同開発

エヌビディア(NVDA)が、メルセデスベンツとの新しい提携を発表しました。

次世代自動運転のソフトウェア・プラットフォームを共同開発するそうです。

自動運転、先進運転支援システム、セーフティードライブ機能、駐車機能、セキュリティー、、、。

OTA(Over-The-Air)というシステムを使って、無線通信によってソフトウェアのアップグレードも可能とするとのことです。

もちろん今までも、エヌビディア(NVDA)は、自動運転技術の開発についてトヨタなどと提携しています。

しかし、今回のメルセデスベンツとの提携は、単なる技術の供給ではありません。

この提携による、エヌビディア(NVDA)のハードウェア、ソフトウェアのプラットフォームは、2024年以降のメルセデスベンツの車両に標準装備されるとのこと。

当然、プラットフォームの供給者としての地位は強固なものとなります。

私が嬉しく思うのは、この提携が、直近だけでなく2024年以降のエヌビディア(NVDA)の売上・利益に貢献することです。

何しろ、メルセデスベンツ車が売れれば売れるだけ、長期に渡ってエヌビディア(NVDA)の売上・利益になるのですから。

これは凄いことです。

まさに長期投資家冥利に尽きます。

ということで、あとは果報を寝て待つだけです。

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2020年6月26日金曜日

米ドル円 日本の経常収支の推移で米ドル円の将来が分かるか?

為替の変動要因とは何でしょうか?

貿易収支でしょうか?

つまり、輸入より輸出が多い貿易黒字であれば、円高になるのでしょうか?

世の中、そう簡単ではないようです。

何しろ、今や日本は貿易立国ではありません。

貿易収支よりも、海外からの配当や利子を受け取る第1次所得収支の方がずっと大きいのですから。

ということで、まず手始めに、日本の経常収支と米ドル円の関係を見てみました。

経常収支とは、

貿易収支(輸出と輸入の収支)

サービス収支(旅行・特許使用料等の収支)

第1次所得収支(配当・利子の収支)

第2次所得収支(無償資金援助などの収支)

の合計です。

1999年から2019年までの経常収支の推移はこうなっています。


そして、同じ期間の米ドル円の推移がこちらです。


グラフを眺めただけでは、経常収支と米ドル円との間にどんな相関があるのか分かりません。

ということで、散布図にしてみました。


全く相関が見られません。

それもそのはず、相関係数は0.17でした。

ということで、少なくとも、日本の経常収支の推移だけを見ただけでは、米ドル円の将来を予測することはできないというのが、今日の結論です。

なーんだ。

などと言わないで下さい。

今日の失敗は、米ドル円の変動要因研究の偉大なる第一歩なのです。

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