2022年4月29日金曜日

サザンカンパニー(SO) 2022年度第1四半期決算 増収減益 それでも21年連続増配!



サザンカンパニー(SO)が、2022年度第1四半期(1月―3月)の決算を発表しました。

増収減益でした。

GAAP1Q20211Q2022増減
売上$5,910$6,648+$738+12%
営業利益$1,598$1,384-$214-13%
純利益$1,135$1,032-$103-9%
一株利益$1.06$0.97-$0.09-8%

売上は、前年同期比+12%の増収。

しかし。

営業利益は▲13%、純利益は▲9%、1株利益も▲8%と、それぞれ減益でした。

特殊要因を取り除いたNon-GAAPでは。

Non-GAAP1Q20211Q2022増減
純利益$1,060$1,063+$3+0%
一株利益$0.98$0.97-$0.01-1%

純利益は、前年同期比で辛うじて+0%。

一方で。

1株利益では、▲1%の減益となってしまいました。

ここから先は、良い話と悪い話があります。

良い話とは。

21年連続の増配は今年も行なわれ、6月6日支払いの配当も前年同期比+3%の増配です。

1Q20211Q2022増減
配当$0.66$0.68+$0.02+3%

一方、悪い話は。

フリーキャッシュフローは+173百万USドルと、とりあえずプラス転換はしたものの、

1Q20211Q2022増減
営業キャッシュフロー$1,242$1,592+$350+28%
設備投資$1,678$1,419-$259-15%
フリーキャッシュフロー-$436+$173+$609-

それだけでは、この増配を賄いきれないことです。

$0.68/株 x 1,069百万株 = 727百万USドル

今回は仕方ありませんが、早いところ原発を完成させて、余裕を持った連続増配をお願いします。

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アップル(AAPL) 2022年度第2四半期決算 増収増益 1月ー3月期の売上最高額を更新!



アップル(AAPL)が、2022年度第2四半期(1月―3月)の決算を発表しました。

しっかり増収増益でした。


<売上>

売上は、前年同月比+9%の増収でした。

2Q20212Q2022増減
売上$89,584$97,278+$7,694+9%
営業利益$27,503$29,979+$2,476+9%
純利益$23,630$25,010+$1,380+6%
EPS(希薄化後)$1.40$1.52+$0.12+9%

1月―3月期としては売上最高額を更新したとのこと。

アップル(AAPL)にとっては、コロナだとか半導体不足だとかは関係ないようです。

だって、アップルだもの。

増収の内訳は、製品で+7%、サービスで+17%の増収でした。

売上2Q20212Q2022増減
製品$72,683$77,457+$4,774+7%
サービス$16,901$19,821+$2,920+17%
売上合計$89,584$97,278+$7,694+9%

ハードを売って、それに付随してソフトも売れるという望ましいシステムが確立されています。


<利益>

利益は、全ての段階で増益でした。

2Q20212Q2022増減
売上$89,584$97,278+$7,694+9%
営業利益$27,503$29,979+$2,476+9%
純利益$23,630$25,010+$1,380+6%
EPS(希薄化後)$1.40$1.52+$0.12+9%

営業利益は、前年同期比+9%の増益。

そして、純利益は+6%、1株利益は+9%の増益です。

減益だったメタ(FB)やアルファベット(GOOG)の決算発表の後だけに、しっかり利益を出して「流石はアップル」といったところです。


<株主還元>

5月12日に支払われる配当は、前年同期比+4.5%の増配です。

2Q20212Q2022増減
配当$0.22$0.23+$0.01+4.5%

また、自社株買いの枠も、新たに+90,000百万USドル増額されました。

アップル(AAPL)は、まさに「果報は寝て待て」銘柄と言えるでしょう。


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2022年4月28日木曜日

メタ(FB) 2022年度第1四半期決算 増収減益 フリーキャッシュフローはしっかり増加



メタ(FB)が、2022年度第1四半期(1月ー3月)の決算を発表しました。

増収減益でした。

1Q20211Q2022増減
売上$26,171$27,908+$1,737+7%
営業利益$11,378$8,524-$2,854-25%
純利益$9,497$7,465-$2,032-21%
1株利益(希薄化後)$3.30$2.72-$0.58-18%

売上は、前年同期比+7%の増収。

しかし。

営業利益は、前年同期比▲25%の減益。

純利益は▲21%、1株利益は▲18%の減益でした。

こんな減益の中でも、フリーキャッシュフローはしっかり増加しています。

転んでもただでは起きません。

メタ(FB)のフリーキャッシュフローは、

フリーキャッシュフロー = 営業キャッシュフロー ▲ 設備投資 ▲ 金融リース元金支払い

です。

1Q20211Q2022増減
営業キャッシュフロー$12,242$14,076+$1,834+15%
設備投資$4,272$5,315+$1,043+24%
金融リース元金支払い$151$233+$82+54%
フリーキャッシュフロー$7,819$8,528+$709+9%

営業キャッシュフローは、前年同期比+15%の増加。

フリーキャッシュフローも、前年同期比+9%と増加しています。

3月末の自社株買いの枠は、29,410百万USドル残っており、

その裏付けとなるキャッシュと売却可能な株式の合計額は、43,890百万USドルあります。

「カネなら持ってんどー」

そして。

決算発表前後で、株価は乱高下。

決算発表前(終値) 174.95USドル ▲6.00USドル(▲3.32%)

決算発表後(時間外) 207.08USドル +32.13USドル(+18.37%)

何ということでしょう。

この乱高下。

常軌を逸しています。

まあ、株価が上がることに異議はございませんが。

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2022年4月27日水曜日

アルファベット(GOOG) 2022年度第1四半期決算 増収減益 減益の原因はその他損益の悪化だった?



アルファベット(GOOG)の2022年度第1四半期(1月-3月)の決算が発表されました。

市場で予想されていた通り、増収減益でした。

⇒ アルファベット(GOOG) 2022年度第1四半期の1株利益は前年同期を下回るらしいって本当?


<売上>

1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
売上$55,314$68,011+$12,697+23%
営業利益$16,437$20,094+$3,657+22%
純利益$17,930$16,436-$1,494-8%
EPS(希薄化後)$26.29$24.62-$1.67-6%

売上は、前年同期比+23%の増収。

細かいことを言えば、以下の通り市場予想は68,200百万USドルだったので多少未達とはいうものの、前年同期比+23%の増収という意味では予想通りと言えるでしょう。

1Q2021 (1-3月)実績1Q2022 (1-3月)市場予想増減
売上$55,314$68,200+$12,886+23%

セグメント別売上は以下の通りです。

売上1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
グーグルサービス$51,178$61,472+$10,294+20%
グーグルクラウド$4,047$5,821+$1,774+44%
その他将来嘱望企業$198$440+$242+122%
ヘッジ利益・損失-$109$278+$387-
売上合計$55,314$68,011+$12,697+23%

メインのグーグルサービスは、前年同期比+20%の増収。

グーグルクラウドは、+44%の増収でした。


<利益>

1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
売上$55,314$68,011+$12,697+23%
営業利益$16,437$20,094+$3,657+22%
純利益$17,930$16,436-$1,494-8%
EPS(希薄化後)$26.29$24.62-$1.67-6%

営業利益は、前年同期比+22%の増益でした。

営業利益には何の問題もありません。

セグメント別営業利益は以下の通りです。

営業利益3Q2020 (7-9月)3Q2021 (7-9月)増減
グーグルサービス$19,546$22,920+$3,374+17%
グーグルクラウド-$974-$931+$43+4%
その他将来嘱望企業-$1,145-$1,155-$10-1%
ヘッジ利益・損失-$990-$740+$250+25%
売上合計$16,437$20,094+$3,657+22%

グーグルサービスは、前年同期比+17%の増益でしたが、営業利益は相変わらずグーグルサービスに負んぶに抱っこの状況です。

グーグルクラウドは、わずかに赤字幅は縮小したものの、赤字の状況に変わりはありませんでした。

一方で。

営業利益は増益だったものの、純利益では前年同期比▲8%の減益となってしまいました。

その原因は、以下の通り、その他損益の悪化でした。

1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
その他損益$4,846-$1,160-$6,006-124%

その結果、1株利益も、前年同期比▲6%の減益となりましたが、これは▲2%の市場予想よりも悪いものでした。

1Q2021 (1-3月)実績1Q2022 (1-3月)市場予想増減
EPS(希薄化後)$26.29$25.65-$0.64-2%

この減益の原因であるその他損益の悪化が何によるものかは気になるところですが、詳しい内容は今のところ不明です。

続報にご期待下さい。

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