今回は、アマゾン(AMZN)の2020年度(2020年1月―12月)の「本当の」フリーキャッシュフローの紹介です。
前回は、「いわゆる」フリーキャッシュフローを紹介しました。
⇒ アマゾン(AMZN) ザ・キャッシュマシン 2020年のフリーキャッシュフロー 前年比+20%の伸び!
「いわゆる」フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローから設備投資の支払額を差し引いたものです。
しかし。
現代の設備は、金利水準にもよりますが、購入する以外に、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のコンピューターのように、リースによる調達もあります。
それも結構多額です。
無視できません。
従って。
「本当の」フリーキャッシュフローを求めるには、営業キャッシュフローから設備投資の支払額の他に、リースの支払額も差し引かなければなりません。
すると。
2020年度の「本当の」フリーキャッシュフローは、20,325百万USドルで、前年比で+26%増加したことが分かります。
当然「いわゆる」フリーキャッシュフローと比べると、リース分だけ減りますが、順調に増加しています。
それにしても。
20,325百万USドルといえば、日本円にして2兆1千億円です。
凄いぞ、アマゾン(AMZN)。
もう一度言わせて下さい。
流石は、キャッシュマシンです。
いや。
これはもうキャッシュモンスターです。
と、ここで終わっても全然問題ないのですが。
実は。
アマゾン(AMZN)は、決算発表の際に、もうひとつのフリーキャッシュフローも開示しています。
それは何でしょうか。
「何だ、何だ、もったいつけるなよ」
と思われた方。
次回のブログもお楽しみに。
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