2020年3月30日月曜日

サザンカンパニー(SO)の18年連続増配は武漢ウイルス暴落でどうなるのか?

前回、ウェルズファーゴ(WFC)の配当履歴を見て、リーマンショック時には減配が生じていたことを確認しました。

⇒ 「ウェルズファーゴ(WFC)の配当は武漢ウイルス暴落でどうなるのか?」参照

そこで次の疑問が生じました。

1.長期に渡って減配せず(増配、あるいは据え置き)、最近は増配を続けてきたという理由で購入したサザンカンパニー(SO)の配当は、リーマンショック時どうだったのか?

2.今回の武漢ウイルス暴落を受けて、今後配当はどうなるのか?

ということで、サザンカンパニー(SO)のサイトを確認しました。

⇒ サザンカンパニー(SO)サイト

サイトでは1948年以降の配当実績が見ることができ、1948年から2019年までの72年間一度も減配していないことが確認できました。

以下、リーマンショック時の動きを見るために、1995年以降の配当実績をピックアップしてみました。

1998年から2001年までの4年間は据え置きしたものの、2002年以降18年間に渡って増配を続けています。

ということで、当然リーマンショック時 (2008年)にも増配を続けています。

頼もしい限りです。

さて、このような優秀な会社が、この武漢ウイルス暴落を受けて、果たして連続増配を続けていくことができるのか?

こればかりは、まだ何とも言えません。

しかし、この株式についても、老後の生活費のための配当を目論んで投資している定年退職者が多数いるはずです。

冷え込んでいる消費を少しでも支えるためにも、是非増配を続けてもらいたいものです。

あとは、果報は寝て待て。

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ウェルズファーゴ(WFC)の配当は武漢ウイルス暴落でどうなるのか?

武漢ウイルス。

欧米では既にパンデミックとなり死者が急増、外出禁止措置が取られている場所もあります。

東京都でも感染者数が急増しており、数週間後には同様の道筋を辿る可能性があるということで、心配な状況となりました。

そして、経済に与える影響も計り知れず、世界中の株価も急落しています。

そんな中、ウェルズファーゴの株価もご多聞に漏れず暴落しています。

しかし、今回の暴落はリーマンショックのような金融危機ではありません。

従って、いずれ感染が落ち着けば株価も戻るはずです。

ということで、低迷期間中は大人しく配当を受け取って耐え忍ぼうというのが私の投資スタンスです。

ところが、気になる記事を見つけました。

各国の中央銀行が金融政策で経済を下支えしようとしている中、金融機関は配当やボーナス、自社株買いを控えるべきという意見が出ているとのこと。

ボーナスや自社株買いどころか、配当まで!

前にも書いた通り、今回の危機は金融危機ではありません。

金融機関の資本も十分にあります。

この状況で見栄えのために配当まで控える必要があるのでしょうか。

退職者の中には、老後の安定した配当収入を得るために銀行株に投資している人たちも多いことでしょう。

消費を支えるためにも配当は続けるべきだと考えます。

参考までに、リーマンショック時にウェルズファーゴの配当がどうだったかを調べてみました。


1995年から2008年まで順調に伸びていた配当は、2009年(実際には2008年12月から)に急落し、2008年レベルに戻るまで6年を要しています。

何度も書きますが、この時は金融危機でしたが、今回は金融危機ではありません。

しかし、今回の状況は、リーマンショックと東日本大震災が同時にやってきたようなものだという人もいるようです。

どのようになるか予測はできない状況ですが、上記グラフのようなことも起こりえると前以て知っておくことは、精神衛生上いいかもしれません。

そうならないよう祈りながら、今自分ができること、つまり、不要不急の外出を控え、手洗い・うがいを励行し、規則正しい生活で免疫力を高めることを実行していきたいと思います。

あとは、果報は寝て待て。

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2020年3月21日土曜日

株式市場暴落時に本当の実力が露呈する(?)

武漢ウイルスの猛威はいまだ止まるところを知らず、世界各国株式市場の暴落は目を覆うばかりです。

2019年末から3月20日現在までの、私の所有する各銘柄の暴落率は以下の通りです。


 (グラフ右側より)

ダントツで下落しているのが、銀行株のウェルズ・ファーゴ(WFC)(▲51%)で、時節柄いたしかたないとは思いながらも、半額以下になっている事実に、正直愕然としています。

次に下落が激しいのが、コーヒーチェーンのスターバックスコーヒー(SBUX)(▲34%)ですが、中国での成長を目論んでいたのですから、時節柄これも仕方ありません。

そして、ニューヨークダウ平均の下落率が▲33%。

そして、それよりはよいものの、ほぼ同率で、電力会社のサザンカンパニー(SO)とフェイスブック(FB)が追っています(▲27%)。

世界的に有名なグーグル(アルファベット、GOOG)は▲20%はの下落。

GPUで有名なエヌビディア(NVDA)が▲13%です。

この状況の中で、ほぼプラスマイナス・ゼロを維持しているのがアマゾン(AMZN)です。

この健闘を裏付けるように、この武漢ウイルス暴落最中の3月16日、アマゾンはネット注文の急増を受けて、10万人の雇用増を発表しています。

外出自粛でネット注文が増えるという業種の特殊性もあるのかもしれませんが、この状況でも需要増を見込めるアマゾンはやはり強いと思います。

エヌビディアやグーグルも頑張っています。

一時的に経済は停滞するにしても、やはり将来の成長が期待されているということでしょう。

株式市場暴落時にこそ、本当の実力が露呈するのではないでしょうか。

とはいえ、ちらほらと武漢ウイルスに効くという薬が出てきています。

いずれ感染が収束すれば、上記7銘柄が値を戻すことは間違いないと思います。

ということで、果報は寝て待て。

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2020年3月20日金曜日

エヌビディア(NVDA)の本当の利回り(?)

本日、エヌビディア(NVDA)2020年度第4四半期の配当金が支払われました。

一株当たり16USセントです。

2020年度一年間の合計では64USセントになります。

直近5年間の配当を見てみると、こんな感じで、右肩上がりになっています。

素晴らしい。




直近の株価が212.97USドルなので、配当利回りは年0.30%です。

ちょっと低いです。

しかし、こんなことを言っては元も子もありませんが、元々、会社の成長を見込んでの投資なので、低い配当利回りは気にしていません。

とはいえ、株主への還元は何も現金による配当金だけではありません。

エヌビディアは、自社株買いによる株主還元も行なっています。

トータルではどれほど株主還元しているのでしょうか。


2013年度から2019年度の7年間で、配当で1,600百万USドル、自社株買いで5,616百万USドル、合計で7,216百万USドルが株主還元されています。

株主還元額は、配当額の4.5倍にあたるため、単純に配当利回りの0.30%に掛けるとすると、利回りは1.35%に相当すると勝手に考えています。

とはいえ、再度言いますが、元々、会社の成長を見込んでの投資なので、このような利回りがいくらに相当するとかも本当は気にしていません。

因みに、2020年度も自社株買いを予定していましたが、現在はイスラエルのメラノックス・テクノロジーの買収案件(6,800百万USドル)を優先しており、この案件が承認された時点で、また自社株買いを再開するとのことです。

頑張ってもらいたいところです。

何しろ、元々、会社の成長を見込んでの投資なのですから。

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2020年3月19日木曜日

この武漢ウイルス暴落の買い時はいつか?

この武漢ウイルス騒ぎはいつ収束するのか?

そして、いつがこの株式暴落の買い時なのか?

世界中が国境を跨ぐ移動を規制している中、まだ気が早い気もしますが、多くの人々がそう考えていることを示す動きを垣間見ました。

本日、いつものようにオーストラリアとニュージーランドで営業しているANZ銀行のオンライン画面を開いた時のこと。

こんな文言が並んでいました。

Delay in Direct Broking Applications.

Due to Global Market conditions around the impacts of COVID-19, we are currently experiencing high volumes of Direct Broking Applications. We apologise for any inconvenience caused as a result of this however we will endeavour to process applications within the next 7-10 business days. click here

(意訳)

「武漢ウイルスに影響を受けた世界の市場の状況のため、現在ダイレクト・ブローキング(オンライン証券)の口座開設申し込みが殺到しています。

7-10営業日以内には開設できるよう努力中ですので、何卒ご理解をお願いします。」

何と今まで株式投資をしていなかった人々が、こぞって手数料の安いオンライン証券口座の開設に殺到しているのです。

それも手続きが追い付かないほどにです。

それでなくても、AIやコンピューターによる売買が主流のこの時代。

そこに大量の素人が参戦した際に、一体どんな急騰市場になってしまうのでしょうか。

ただ一方で、一本調子の急騰だけではなく、しばらくは乱高下も続くかもしれません。

そんな中、私はどんな投資戦略を取るのか。

いつが底なのか手ぐすねを引いて待つのか。

いいえ。

慌てず騒がず、手持ちの持ち株が回復し、高値を更新していくのをただただ眺めているのです。

みんなが手ぐすねを引いてまっている、そして、いつか株価は元にもどるということが分かっただけで十分なのです。

果報は寝て待て。

決して、この絶好機に資金がないからではありません(?)。



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