2020年12月29日火曜日

アップル(AAPL)の研究 まずは2020年度決算から始めてみます

アップル(AAPL)の自動運転電気自動車の話を聞いて以来、俄然アップル(AAPL)株に興味が湧いています。

⇒ 「アップル(AAPL) 2024年までに自動運転電気自動車を製造 このトキメキ感は何だ?」

ちょっと遅すぎ?

いいんです。

「食べたい時がうまい時」なのです。

(アップルなだけに)

ということで、果たしてアップル(AAPL)株が投資に値するか、これから少しずつ研究していこうと思います。

なに、ずいぶんと上から目線だ?

そんなことはありません。

投資家として、その会社を所有するかどうかどうかを決めるのですから当然の行為です。

八百屋で果物を買う時だって、産地を見たり、匂いを嗅いだりするでしょう。

それと同じです。

(アップルなだけに)



2020年度決算

まずは2020年度の決算を見てみたいと思います。

大したことではないのですが、アップル(AAPL)の決算年度は、10月始まりの9月終わりなのですね。

スターバックス(SBUX)と同じです。

初めて知りました。

お陰で、12月のこの時期でも、一番新しい「新鮮な」年度の数字が見ることができます。

という前置きはそれくらいにして、早速数字を見てみましょう。

        2019FY        2020FY         増減          %
           売上$260,174$274,515$14,3416%
       営業利益$63,930$66,288$2,3584%
        純利益$55,256$57,411$2,1554%
EPS(希薄化後)$2.97$3.28$0.3110%

売上は、前年比+6%の増収です。

営業利益は、前年比+4%、純利益も、前年比+4%の増益。

1株利益に至っては、前年比+10%の増益です。

これは幸先の良いスタートです。


エリア別売上

エリア別の売上は、どうなっているのでしょうか。

エリア別売上2020FY割合
アメリカ$124,55645%
欧州$68,64025%
中国$40,30815%
日本$21,4188%
アジア・太平洋$19,5937%
売上合計$274,515100%

アメリカが45%、欧州が25%と、この2地域だけで売上の70%を占めています。

逆に、中国は15%。

思い描いていたイメージよりかなり少ないです。

日本は売上の8%しか占めていませんが、私は「日本」というカテゴリーがあること自体が嬉しいです。

エリア別売上の伸びはどうでしょうか。

エリア別売上2019FY2020FY増減
アメリカ$116,914$124,556$7,6427%
欧州$60,288$68,640$8,35214%
中国$43,678$40,308-$3,370-8%
日本$21,506$21,418-$880%
アジア・太平洋$17,788$19,593$1,80510%
売上合計$260,174$274,515$14,3416%

売上の70%を占めるアメリカ、欧州で、それぞれ前年比+7%、+14%と伸びているのは素晴らしいです。

逆に、中国は売上が減っています。

これは、中国の会社が強いからなのか、それとも政治的な理由からなのか、今後見てみたいと思います。

日本は、ほぼ横で、可もなく不可もなく。


カテゴリー別売上

次に、カテゴリー別の売上を見てみましょう。

カテゴリー別売上2020FY割合
アイフォン$137,78150%
マック$28,62210%
アイパッド$23,7249%
ウェアラブル他$30,62011%
サービス$53,76820%
売上合計$274,515100%

アイフォン人気は知っていましたが、アイフォンだけでアップル(AAPL)の売上の半分を占めていたとは知りませんでした。

勉強になります。

それ以外は、それぞれ10%前後。

サービスが20%を占めています。

カテゴリー別売上の伸びはどうでしょうか。

カテゴリー別売上2019FY2020FY増減
アイフォン$142,381$137,781-$4,600-3%
マック$25,740$28,622$2,88211%
アイパッド$21,280$23,724$2,44411%
ウェアラブル他$24,482$30,620$6,13825%
サービス$46,291$53,768$7,47716%
売上合計$260,174$274,515$14,3416%

あらら。

売上の半分を占めているアイフォンが、前年比▲3%の減収です。

これは、アイフォン12の発売日が遅かったからでしょうか?

逆に、ウェアラブル他の+25%、サービスの+16%が目立ちます。


ここまで読んできて、アップル(AAPL)に詳しい方などからすると、

「こいつ、ホントに何も知らないんだな」

と思われる方もいるかもしれませんが。

そうです。

ほとんど何も知りません。

それでも、引き続き読んで下さるという勇気のある方。

これから少しずつ勉強していきたいと思いますので、宜しくお願いします。

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2020年12月28日月曜日

米ドル円 菅首相「100円を割らないようにしてくれ」 円高は100円まで?

先日、米ドル円は日米の実質金利差で決まる、という記事を紹介しました。

 ⇒ 「米ドル円 決め手は日米の「実質金利差」 超円高が待っている?」

実質金利差=名目金利差ーインフレ率差

     =日米10年物国債金利差ー物価の変動差

現在、両国ともゼロ金利政策を取っているので、名目金利差はゼロ。

従って。

実質金利差=0ー物価の変動差

つまり、デフレが続くと予想される日本の実質金利の方が高くなり、米ドル円は円高に向かうだろう、と予想されています。

一方で、日本経済新聞によると、11月上旬に菅首相が、財務省に対して

「100円を割らないようにしてくれ」

と指示を出していたとのことです。

ということは、円高は100円までと考えていいのでしょうか。

そして、米ドル円が100円になった時点で米ドル建て証券に投資すればいいのでしょうか。

しかし。

為替相場は、相手国もあることであり、為替介入は中々できることではありません。

また。

為替介入したとしても、意図した通りになるとも限りません。

ごめんで済めば警察は要らず、首相の指示で円高が阻止できるなら、為替市場は要らない訳です。

従って、100円ラインは、暫くの間心理的に意識される水準、という程度ではないかと思われます。

ということで、今日のところの結論としては、米ドル円は、

短期的には、100円が底。

長期的には、日米の実質金利差、ひいては、日米の物価変動差による。

というところでしょうか。

今後、消費税が減税されるなどして、日本の内需が増えるようであれば物価も上昇し、円高圧力も弱まり、安心して米ドル建て証券に投資できる環境になると思います。

果報を寝て待ちながら、菅政権の経済政策を見守っていきたいと思います。

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2020年12月25日金曜日

年末年始の米国市場スケジュール

早いもので、もう歳の瀬も迫って参りました。

大掃除などでもう米国株どころではない方もいるかと思いますが、一応年末年始のニューヨーク株式市場やナスダックのスケジュールを確認しておきたいと思います。

日本時間米国時間営  業理   由
12月25日(金)12月24日(木)午後1時までクリスマスイブだから
12月26日(土)12月25日(金)お休みクリスマスだから
12月27日(日)12月26日(土)お休み土曜日だから
12月28日(月)12月27日(日)お休み日曜日だから
12月29日(火)12月28日(月)オープン
12月30日(水)12月29日(火)オープン
12月31日(木)12月30日(水)オープン
1 月 1 日(金)12月31日(木)オープン
1 月 2 日(土)1 月 1 日(金)お休み新年だから
1 月 3 日(日)1 月 2 日(土)お休み土曜日だから
1 月 4 日(月)1 月 3 日(日)お休み日曜日だから
1 月 5 日(火)1 月 4 日(月)オープン

ややこしいのは、

いつものことですが、米国と日本でほぼ1日の時差があるということ。

それにしても。

晦日とか大晦日とか、誰が取引に参加するのでしょう。

ほろ酔い気分で、注文を間違えたりはしないものでしょうか。

そういえば。

昔、年末年始ではありませんが、ある株を5,000「ドル」分買ってくれと注文を出したら、5,000「株」買ってしまった証券会社の新人君がいました。

ニュージーランドでの話です。

あらら、と思ったものの、太っ腹な私は、新人君の将来をおもんばかって「いいってことよ」と許してあげました。

(買った株が、たまたますぐに値上がりしていたということは言うまでもありません)

それはよいとして。

年末年始。

時間を見つけて、株式にまつわる情報にアンテナを張ったり、勉強したり、データを整理したり、お互いに頑張りましょう。

儲けに直接繋がることはないかもしれませんが、きっと人生を豊かにしてくれると思います。

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2020年12月24日木曜日

ウェルズファーゴ(WFC) 株価が遂に30ドル台回復! 嬉しいクリスマスプレゼント

米国時間12月23日、ウェルズファーゴ(WFC)の株価が前日比で+4.80%上昇し、遂に30ドル台を回復しました。

米国時間12月23日終値 US$30.35 前日比+US$1.39(+4.80%)

その要因は。

よく分からない、という人もいれば。

米国でワクチン接種が始まったからだ、という人もいるようですが。

真相は。

私の以下のブログを読んだからではないかと、約一名が訴えております。

⇒ ウェルズファーゴ(WFC) 11月のストレステストも堂々の合格 「かなりの余剰資本があります」

まあ、それは軽く流すとして。

2020年の月末株価の推移を振り返ってみましょう。

下のグラフをご覧下さい。

3月末に武漢ウイルス禍で株価がUS$28.55に急落しました。

その後、バフェット氏の裏切りもあり、株価はずっと20ドル台を低迷してきました。

それが、このひと月ほど上昇傾向が始まり、遂に終値で30ドル台を回復したのであります。

これは嬉しいクリスマスプレゼントです。

来年には、配当も回復、自社株買いも復活し、いつの日か株価も以前の水準に戻る。

そんな予感まで感じさせてくれそうです。

しかし。

来年のことを言っていると、鬼が笑うだけでなく、すぐにもまた20ドル台に戻ってしまうかもしれないので、此の辺で止めておきます。

あとは、果報は寝て待て、いうことで。

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