フェイスブック(FB)が定めたフリーキャッシュフローの定義である、
フリーキャッシュフロー=営業キャッシュフロー▲設備投資▲設備リース
に従って、計算すると、
2020年度のフリーキャッシュフローは、23,023百万USドルで、前年比+11%増加しています。
ここで、フェイスブック(FB)がフリーキャッシュフローの項目に添え書きしている注意書きを見てみましょう。
Free cash flow in the full year ended December 31, 2020 reflects the $5.0 billion FTC settlement that was paid in April 2020.
直訳すると、
「2020年度のフリーキャッシュフローには、2020年4月に支払われた米連邦取引委員会の制裁金50億ドルが反映されています」
でしょうか。
しかし。
この注意書きを書いた人の無念を想像しながら意訳すると、
「2020年度のフリーキャッシュフローには、2020年4月に米連邦取引委員会の制裁金50億ドルが反映されていますが、その支払いさえ無ければフリーキャッシュフローは50億ドル多かったのです」
となるような気がします。
もっとストレートに意を酌んで口語訳するとすれば、
「あーあ、例の制裁金さえ無ければ、もっと凄かったんだぜ!」
でしょうか。
ということで。
この場だけ、その無念を晴らしてあげたいと思います。
例の50憶ドルの制裁金が無かったベースのフリーキャッシュフローはこちらです。
2020年度のフリーキャッシュフローは、28,023百万USドルで、前年比+36%増加しました、例の50憶ドルの制裁金支払いさえ無ければ。
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