2021年7月16日金曜日

ウェルズファーゴ(WFC) 2021年度第2四半期決算発表 増収&黒字化、16億ドル自社株買い


ウェルズファーゴ(WFC)が、2021年度第2四半期(2021年4月ー6月)の決算を発表しました。

思い起こせば、昨年の4月―6月は、コロナ禍の実態も未だ不明、右往左往していた時期で、株価も底が知れぬほど低迷していました。

あれから1年。

ウェルズファーゴ(WFC)がどれだけ回復してくれたのか、早速見てみましょう。

2Q20202Q2021差異
収入$18,286$20,270+$1,984+11%
純利益-$3,846$6,040+$9,886+黒字化
EPS-$1.01$1.38+$2.39黒字化
貸倒引当金$9,534-$1,260-$10,794良化

収入は、前年同期比+11%の増収です。

前年同期に赤字だった純利益、1株利益は、共に見事に黒字化を果たしています。

そして。

景気回復を反映して、貸倒引当金も良化しています。

1年前とは隔世の感があります。

収入の内訳を見てみると。

2Q20202Q2021差異
金利収入$9,892$8,800-$1,092-11%
その他収入$8,394$11,470+$3,076+37%
収入合計$18,286$20,270+$1,984+11%

金利収入は、相変わらずの低金利を反映して、前年同期比▲11%の減収でした。

しかし。

その他収入が、前年同期比+37%と大幅に伸びた結果、全体としては+11%の増収となっています。

第2四半期中の自社株買いも、16億ドル行なわれました。

いい感じです。

パウエル議長はまだ金融緩和の縮小には否定的とのことですが、いずれコロナ禍が終息し景気がすれば、金利は上昇。

そして、資産上限の撤廃と来れば鬼に金棒です。

ということで。

引き続き、果報を寝て待つことにします。

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