エヌビディア(NVDA)の株価が4日間連続で下落しました。
⇒ エヌビディア(NVDA) 株価が4日間連続で下落 その下落幅たるや何と▲11.46%!
果たして、その理由は何だったのでしょうか?
これがその理由だ!
と胸を張って言える決定打は見つからなかったのですが、とりあえず4つあったので紹介します。
1.暗号通貨のマイニング需要の減退
2.オーバープライス
3.TSMC(TSM)株価下落による半導体銘柄へのとばっちり
4.インテルによるグローバルファウンドリー買収話による影響
1.暗号通貨のマイニング需要の減退
確かに、2018年から2019年にかけて、暗号通貨バブルが弾けた時には、マイニング用の需要が急減し過剰在庫に苦しめられたことがありました。
あの時は株価が下落して、しばらく臥薪嘗胆の日々を過ごしたものでした。
そして、最近も暗号通貨の価格は不安定に推移しています。
ということは、またその再来?
と心配にもなりますが、半導体不足の昨今、ゲーム用のGPUを確保するために、わざわざマイニング効率を下げた製品を発売しているほどです。
エヌビディア(NVDA)も3年前とは変わり、いまやもう暗号通貨の動向に左右されるようなこともないように思われます。
ということで、これは株価急落の主要因ではないのではないか?
というのが、私の見解です。
2.オーバープライス
確かに、エヌビディア(NVDA)の株価は、今年に入ってから下落前までに50%以上上昇していました。
PERも100以上あります!
オーバープライスを心配する気持ちも分かります。
しかし、一方で。
アナリストが発表している1年後の目標株価は、軒並み900ドル~1,000ドル。
クラウド需要の伸びや、ARMの買収など、まだまだ成長の余地がある昨今。
今更、オーバープライスが原因?
という感じがするのは私だけでしょうか?
3.TSMC(TSM)株価下落による半導体銘柄へのとばっちり
TSMC(TSM)は、2021年4月―6月期決算が好決算だったにもかかわらず、市場の予想を下回ったということで、株価が▲5%下落しました。
その下落が、他の半導体銘柄にも飛び火して、エヌビディア(NVDA)の株価も下落したという説明がありました。
確かに、その時はAMDなどの株価も下落しています。
しかし。
TSMC(TSM)の決算で、市場の予想を下回ったとされているのは粗利益率です。
受託生産会社の粗利益率が低いということは、生産を委託している側のエヌビディア(NVDA)にとっては、むしろ朗報ではないでしょうか。
何しろ、儲け度外視(!)で受けてもらっているのですから。
ということで、これも違うかな?
という気がしています。
4.インテルによるグローバルファウンドリー買収話による影響
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、インテルがファウンドリー業界第3位のグローバルファウンドリーを買収しようとしているそうです。
それをエヌビディア(NVDA)の株価下落の原因に挙げている記事がありました。
ん?
何で?
何で、それがエヌビディア(NVDA)の株価下落の原因になるのですか?
インテルが、エヌビディア(NVDA)の生産委託先であるTSMC(TSM)を買収するという話であれば問題だと思いますが、グローバルファウンドリーがインテルに買収されて何の問題があるのでしょう。
ということで。
長々と読んでいただいた割に、決定打がなくて申し訳ありません。
しかし。
私は大人なので、無責任に、
株式分割狙いで最近買った輩が、小銭を稼ごうと元々高いと思いつつ買っていたために、ちょっと値が下がったくらいで、ビビって狼狽売りしたんじゃないの?
などと言うことはできません。
ということで。
いずれ、「ああ、そうか」と胃の腑に落ちる理由を見つけたら、また紹介したいと思います。
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