2021年7月18日日曜日

TSMC(TSM) 粗利率50%は株価下落の理由たりえたのか? 過去の粗利率を見てみると



今回のTSMC(TSM)の決算は好決算だったにもかかわらず、株価が▲5%超下落しました。

そして、その理由が、

「市場が51%と予想していた粗利率が、50%しかなく予想に届かなかったから!」

というものだったので、私も思わず、

「株価が▲5%超も下落するような理由になりえるのでしょうか」

などと言ってしまいました。

⇒ TSMC(TSM) 好決算だったにもかかわらず株価▲5%超下落 その理由は何と?

ただ、そうは言ったものの、ちょっと気になることもありました。

今までずっと粗利率51%以上を維持して来たなど、粗利率の未達が株価下落の「理由になりえ」ていたらどうしようか、と。

ということで、過去の粗利率を調べてみたのでご覧下さい。

年・四半期売上売上原価粗利粗利率
2013$20,014$10,582$9,43247.1%
2014$24,139$12,186$11,95349.5%
2015$25,724$13,208$12,51648.7%
2016$29,257$14,602$14,65550.1%
2017$32,977$16,282$16,69550.6%
2018$33,697$17,432$16,26548.3%
2019$35,774$19,301$16,47346.0%
2020$47,694$22,369$25,32553.1%
1Q2021$12,919$6,152$6,76752.4%
2Q2021$13,289$6,640$6,64950.0%
3Q2021予(中央値)$14,750$7,301$7,44950.5%

粗利=売上―売上原価

粗利率=粗利÷売上

どうですか?

こうして見ると、粗利率が51%に届くどころか、50%を切る方が多かったことが分かります。

どうして「市場」は、粗利率を51%と予想したのか、聞いてみたいところです。

ということで。

粗利率50%は株価下落の理由たりえなかった、というのが本日の私の結論です。

だから、株価は上がります。

※ 個人の見解です。

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