TSMC(TSM)の2021年度第2四半期(2021年4月―6月)決算は、「梵天丸もかくありたい」と願うほどの増収増益でした。
⇒ TSMC(TSM) 2021年度第2四半期決算発表 この増収増益はもっと評価されていい?
また、同時に発表された2021年度第3四半期(2021年7月―9月)のガイダンスも、この増収増益トレンドが続くことを示していました。
ということで、さぞや株価は上がっていることだろうと見てみると・・・。
前日比▲5%超の下落。
米国時間7月15日終値 117.53USドル 前日比▲6.86USドル(▲5.51%)
流石に、我が目を疑いました。
そして。
その下落の理由を知り、今度は開いた口が塞がらなくなってしまいました。
その理由とは。
市場が51%と予想していた粗利率が、50%しかなく予想に届かなかったから!
ん?
その意味するところが俄かには入ってこず、何度も読み直してしまいました。
よしんば、それが正しいとして、株価が▲5%超も下落するような理由になりえるのでしょうか。
それは、まるで。
教育ママが、98点を取ってきた息子に対して、
「あなたはママの子なんだから、頑張れば100点が取れるの。それが98点しか取れなかったということは、頑張りが足りなかったということ。反省しなさい。今夜は夕飯は抜きよ!」
と言っているようなものです。
悔しいです。
それにしても。
50%以上のマーケットシェアを持ち、他の追随を許さず。
売上の伸び率は+20%以上で、供給は需要に追い付かず、常に品不足。
そんな状況で、粗利率ごときで揚げ足を取られるなんて。
TSMC(TSM)の経営陣の皆さん、しっかりプライシング・パワーを発揮して、「市場」の鼻を明かしてやって下さい。
そして。
「ああ、あの時が絶好の買い場だったんだな」
と言わせて下さい。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿