GAFAが同じ日に決算発表をしたのですが、他の3社は増収増益だったのに対して、アルファベット(GOOG)のみ減収減益でした。
売上は、前年同期比▲2%で。
上場以来初めての減収とのことです。
営業利益、純利益も、共に、前年同期比▲30%の減益。
その結果、希薄化後の1株利益も、前年同期比▲29%のUS$10.13となりました。
武漢ウイルスの影響は、GAFA全てが受けたはずですが、なぜアルファベット(GOOG)だけ減収減益だったのでしょうか。
セグメント毎の売上の内訳は、以下の通りです。
主要事業の中で、売上が増えたのは、前年同期比+6%のユーチューブ広告(上から2番目)、+43%のクラウド事業(上から4番目)、+26%のその他グーグル事業(上から5番目)でした。
一方、売上が下がったのは、共に▲10%減収となった、グーグルサーチその他広告(一番上)とパートナー契約先サイト広告(上から3番目)です。
武漢ウイルスの影響による広告収入の減少が大きく、クラウド事業等による増収だけでは賄いきれなかったようです。
そして、アルファベット(GOOG)は、検索の市場占有率は高いものの、それがアマゾン(AMZN)やフェイスブック(FB)のように、販売に上手く導けていない、という記事も見かけました。
その結果、発表翌日の終値は下落しています。
US$1,482.96 ▲US$48.49(▲3.17%)
因みに、増収増益だったアマゾン(AMZN)とフェイスブック(FB)は、それぞれ+3.70%、+8.17%株価は上昇しています。
米国議会での公聴会では、アルファベット(GOOG)への風当たりが強かったようです。
穿った見方をすれば、この減収減益でその矛先が緩んでくれるかもしれません。
あまりに希望的観測でしょうか。
いずれにしても、これからの頑張りに期待したいと思います。
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