エヌビディア(NVDA)の2021年度第2四半期におけるデータセンターの売上は、メラノックス買収の効果もあり、前年同期比+167%(約2.7倍)も伸びました。
⇒ 「エヌビディア(NVDA) 待ちに待った2021年度第2四半期決算発表 株式分割はなくとも堂々の増収増益」
しかし、そのメラノックス買収効果を除いたとしても、売上は1,211百万USドルと、前年同期比+85%の大幅増収です。
単位:百万USドル
そして、そのメラノックス以外の増収に貢献したのが、今回紹介する「アンペール」GPUアーキテクチャー製品です。
では、その「アンペール」とは、一体どのようなものなのでしょうか。
ハイテク音痴なりに調べてみました。
これが、凄いのです。
処理能力が、前世代の「チューリング」の20倍とのこと。
因みに、「アンペール」という名前は、フランスの物理学者で、電流の単位のアンペアで知られるアンドレ=マリ・アンペールから取られ、「チューリング」も英国の数学者・暗号学者のアラン・チューリングから取られたとのことです。
エヌビディア(NVDA)は、偉大な科学者の名前を製品に付けるということなので、いつの日か、「ナカヤマ」(iPS細胞)とか「オボカタ」(STAP細胞)とかいう名前のアーキテクチャーが出てくるかもしれません(流石に「小保方」は無いですね)。
期待しましょう。
話を戻します。
そして、その高処理能力から、シスコ・システムズ、デル・テクノロジーズ、レノボなど世界中の大手が、サーバー等への採用を決めています。
では、その高処理能力とはどのようなものなのでしょうか。
特徴として、次の3つが挙げられています。
1.複数処理(Multi-instance)
処理する大きさに応じて、GPUを最大7つに分割することができるため、演算力を調整することによりコスト削減が可能となる。
2.巨大化 (NVLink technology)
複数のGPUを繋げて、切れ目のない(シームレス)1つの巨大なGPUとして稼働することができる。
3.計算能力の倍化(Structural sparsity)
処理する内容に応じて、計算に不必要な構造を取り除くことによって、計算能力を倍化させることができる。
どうですか?
凄いでしょう!
何? 今ひとつピンと来ない?
それは、そうでしょう。
何しろ、私自身がそうなのですから。
しかし。
このようにして、少しずつ「業界用語」「専門用語」に触れ、慣れていくことによって、いつの日か専門家の言うことがスッと理解できる日がやって来る(かもしれない)のです。
これからは、日々、勉強の時代です。
ただ株価が上がった、下がった、と言っている時代ではないのです。
と、自分に言い聞かせつつ、筆を置きます。
P.S. 何だかとても疲れたので、ご褒美に九州のアイス「白くま」をこれから食べます。
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