エヌビディア(NVDA)が、待ちに待った2021年度第2四半期(2020年5月―7月)の決算を発表しました。
もちろん増収増益です。
どれくらい増収増益だったのか、早速見てみましょう。
まずは、米国会計基準のGAAPの数字から。
単位:百万USドル
売上は、前年同期比+50%の増収です。
この四半期から売上に貢献し始めたメラノックス・テクノロジーズの売上は、全売上の14%に相当する(=541百万USドル)とのことです。
ということは、メラノックスの買収が無かった場合の売上は、3,325百万USドル。
メラノックス除きでも、前年同期比+29%の増収だったということになります。
営業利益は、前年同期比+14%、純利益も+13%の増益です。
立派な増収増益です。
次に、Non-GAAPの数字を見てみましょう。
Non-GAAPの数字は、株式報酬費用や買収関連その他の費用が除かれたもので、より通常業務の姿を表しています(と言われているものの、株式報酬費用は本当に除いていいのか、未熟者の私は個人的にはまだ納得できていませんが)。
単位:百万USドル
売上は、GAAPと同じで、前年同期比+50%の増収。
営業利益は、前年同期比+89%、純利益も+79%の増益です。
素晴らしい増収増益です。
次に、セグメント別の売上を見てみましょう。
単位:百万USドル
特記事項は次の2点です。
1つ目は、データセンターの売上が、初めてゲームの売上を上回ったこと。
遂に、来るべき時がやって来た、という感じです。
しかし、今後のゲームの需要の伸びも大きいらしく、この傾向は短期間になるとの意見もあるようです。
嬉しい競争と言えるでしょう。
もう1つは、メラノックス買収のお陰で、データセンターの伸びが、前年同期比で2.7倍になったこと。
しかし、メラノックス除きでも、前年同期比+85%の伸びです。
大したものです。
しかし、以上のような素晴らしい増収増益だったにもかかわらず、発表後の時間外における株価の動きはマイナスとなりました。
米国時間8月19日終値 US$485.54 ▲US$4.89(▲1.00%)
米国時間8月19日時間外 US$475.01 ▲US$10.53(▲2.17%)
曰く、メラノックスを除くデータセンターの売上が、前年同期比ではなく、前期比で見た時に、たったの+6%だったから、というのです。
何を贅沢なことを言っているのでしょうか。
しかし、それだけ期待が大きかったことを示しているのだと思います。
まあ、利益確定したい人は、利益確定すればいいと思います。
しかし。
エヌビディア(NVDA)は、まだまだ、これからどんどん伸びていく会社です。
ということで、エヌビディア(NVDA)が示した、2021年度第3四半期の見込みについては、稿を改めて紹介します。
こちらをご覧下さい。
⇒ エヌビディア(NVDA) 2021年度第3四半期の予想 「エヌビディア 皮算用で 夜も眠れず」
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