2020年8月4日火曜日

サザンカンパニー(SO) 2020年度第2四半期決算発表 減収減益で増配して大丈夫?

GAFAの決算発表があった日に、サザンカンパニー(SO)もまた、2020年度第2四半期の決算を発表しました。

残念ながら、武漢ウイルスの影響は電力会社も例外ではなく、下表の通り、減収減益となってしまいました。

単位:百万USドル、USドル
GAAP2Q20192Q2020増減
売上$5,098$4,620-$478-9%
営業利益$1,342$1,058-$284-21%
純利益$899$612-$287-32%
1株利益$0.86$0.58-$0.28-33%

売上は、前年同期比▲9%の減収。

営業利益は、前年同期比▲21%の減益。

純利益も、前年同期比▲32%の減益です。

しかし、増配は堅守しています。

2Q20192Q2020増減
配当$0.62$0.64$0.023%

ここで不安がもたげます。

増配は嬉しいものの、1株利益が58USセントなのに、配当を64USセントも出してしまって、大丈夫なのでしょうか。

それが、大丈夫なのです。

上記の今期純利益は、主に以下の一時的な支出によって、圧縮されています。

1.ミシシッピ電力の石炭ガス化複合発電停止にともなう訴訟費用

2.ジョージア電力の原子力発電所建設遅延に伴う損失

3.節税目的のレバレッジド・リースに伴う資産の減損

それらを調整した通常業務ベースの数字は、下表の通りとなります。

単位:百万USドル、USドル
Non-GAAP2Q20192Q2020増減
売上$5,098$4,620-$478-9%
純利益$833$822-$11-1%
1株利益$0.80$0.78-$0.02-3%

相変わらず、減収減益に変わりはありませんが、純利益の減少は▲1%と大幅に縮小します。

また、その結果、1株利益も78USセントとなり、増配の64USセントを十分に賄えることができるのです。

よかった、よかった。

後は、一刻も早いワクチン開発による、武漢ウイルスの終息をひたすら祈るのみ。

それまでは、果報を寝て待ちながら、粛々と配当を受け取って参りましょう。

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