グーグルは、2019年11月にフィットビットを、2,100百万USドルで買収すると発表していました。
それに対して、欧州委員会が、公正な競争を阻害しないかと疑っている訳です。
曰く、フィットビットがアルファベット(GOOG)傘下に入ると、フィットビットで収集された個人の健康データが、グーグルのターゲッティング広告に使われてしまうのではないか。
そうすると、それが参入障壁となって、競争を阻害してしまうと。
当初からグーグルとフィットビットは、データをターゲッティング広告には利用しないと言っているようですが、果たしてその主張が通るのかどうか。
正直な話、こういうデータの世界は、私には本当のところが分かりません。
例えば、中国のファーウェイの5G機器にしてもそうです。
米国政府は、ファーウェイの5G機器を使うと、全てのデータは中国共産党に筒抜けになるから使うなと言っています。
一方、中国政府は、そんなことはしないと言っている訳です。
ちょっと毛色は変わってしまいますが、中国政府は無料で香港市民のPCR検査を実施する計画があるらしいです。
これについても、中国政府は香港市民の健康のためだと言っています。
しかし、これはウイグル地区でもやったように、香港市民のDNAデータの収集が目的だとの主張もあります。
果たして、どちらの言い分が正しいのか。
私は、自由と民主主義の世界に生きているので、とだけ申し上げておきましょう。
ちょっと話が、フィットビットの買収から逸れてしまったので戻します。
私はフィットビットを持っていないので、よく分かりませんが、要はグーグルの傘下に入ることによって、フィットビットの商品がユーザーにとってより便利で楽しいものになれば、それはそれで目くじらを立てることもないのではないかと思います。
いずれにせよ、米国株式を保有していると、このように世界中で起きているニュースに関心が持てるので、勉強になります。
まあ、こういう話こそ、果報は寝て待て、ということで。
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