2021年1月19日火曜日

「〇〇年度の配当合計」と言う時、合計する配当は「支払日ベース」? それとも「業績対応ベース」?

よく〇〇年度の配当合計はXXドルでした、という言い方を聞きます。

ここで質問です。

その「〇〇年度の配当合計」と言う時の配当合計は、どの期間の12か月の配当を合計したものなのでしょうか?


質問が抽象的で分かりづらいので、具体的な例を出します。

一番左の列は、サザンカンパニー(SO) の実際の配当支払い実績(最後の配当のみ予定)です。

サザンカンパニー(SO) の会計年度は1月から12月までの1年間で、配当金は四半期毎に支払われます。

配当配当合計 A配当合計 B
20201
2
3$0.62$0.62$0.62
4
5
6$0.64$0.64$0.64
7
8
9$0.64$0.64$0.64
10
112020年度合計
12$0.64$0.64   $2.54$0.64
20211
22020年度合計
3$0.64$0.64$0.64  $2.56

さて。

「2020年度の配当合計」と言う時、その合計は青色で塗られた1月から12月までの配当の合計(配当合計 A )なのでしょうか?

それとも、黄色で塗られた4月から3月までの配当の合計(配当合計 B)が正しいのでしょうか?

2020年度(2020年1月1日~2020年12月31日)中に支払われた配当と考えると、つまり支払日ベースで考えると、青色の配当合計 A が正しく思われます。

$0.62 + $0.64 + $0.64 + $0.64 = $2.54

これであれば、税務署も文句はないことでしょう。

しかし。

2020年3月に支払われた配当$0.62は、2019年度の10月―12月の業績に対応した配当です。

同様に、2021年3月支払い予定の配当$0.64は、2020年度の10月―12月の業績に対応した配当です。

このように、当該年度の業績に対応した配当、つまり業績対応ベースで考えると、黄色の配当合計 B が2020年度の配当合計となります。

$0.64 + $0.64 + $0.64 + $0.64 = $2.56

こちらの方が、期間中の配当額も全て同額で、スッキリしているようにも感じます。

こうしてみると、どちらにもそれなりの理由があるように思えますが。

果たして、どちらが「本当の」2020年度の配当合計なのでしょうか。

もしお分かりの方がいらしたら、是非教えて下さい。

宜しくお願いします。

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