ウェルズファーゴ(WFC)が、今後、投資銀行業務を拡大していくそうです。
今まで、ウェルズファーゴ(WFC)は、どちらかというと商業銀行業務を中心として、地道に頑張ってきました。
だからこそ、一時期は、投資銀行業務中心の他行とは違い、業績が安定していて素晴らしい、と言われていたような覚えがあります。
しかし。
ゼロ金利と言われるこの低金利の時代、地道に預金と貸出の金利差で利ザヤを稼ぐ商業銀行業務だけではキビシイ訳です。
そこで1年ほど前に就任した、チャールズ・シャーフ頭取の登場です。
ウェルズファーゴ(WFC)を立て直す戦略として、非コア業務の切り離し等と共に、投資銀行業務の拡大を掲げました。
かつて投資銀行のJPモーガンチェイスにも在籍していたことがあるので、お手の物と思われます。
期待しましょう。
投資銀行業務の拡大を実施するにあたり、もうひとつ、私がなるほどと思った理由があります。
現在、ウェルズファーゴ(WFC)は、かつてのスキャンダルの罰則として、資産の上限を1.95兆USドルに制限されています。
従って、資産が拡大してしまう貸出業務は、自ずから制限されてしまう訳です。
しかし。
投資銀行業務では、M&Aの助言などによって手数料を稼いでも、バランスシートは拡大しません。
思う存分稼げるのです。
是非ともやってもらおうではありませんか。
米国4大銀行であるにもかかわらず、投資銀行業務では第9位に甘んじているウェルズファーゴ(WFC)。
伸びしろは十分にあります。
思う存分稼いでもらいましょう。
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