前回、前々回と、アップル(AAPL)が積極的に株主還元を行なっているということを確認しました。
⇒ 「アップル(AAPL) 2020年9月末バランスシート縮小の理由とは?」
⇒ 「アップル(AAPL) 素晴らしき株主還元の歴史 これは今後も続くのか?」
今回は、自社株買いによって、株主にとってどれだけの恩恵・効果があったのかを見てみたいと思います。
自社株買いによって減少した、アップル(AAPL)の株式数(希薄化後)の推移は以下の通りです。
おっと、いけない。
アップル(AAPL)は、2020年度に株式を4:1で分割していたのでした。
ということで、株式分割を考慮して、2019年度以前の株式数を4倍して補正します。
毎年、綺麗に減っています。
率にすると、毎年5%~7%の減少です。
ということは。
下世話な言い方をすると、毎年、その分株主の「分け前」が増える訳です。
つまり、配当も株価が上がります。
おー。
ここで、仮想の配当を考えてみましょう。
2015年度の仮想配当が100で、その後も利益が変わらなかったとすると。
分母である株式数が減ることによって、2020年度の配当は133になっているではないですか。
株価も当然上がります。
おー、ファンタスティック!
増々、惚れてしまうではないですか。
ということで。
残された問題は。
この状況が今後も続くかどうかだけです。

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