米国時間1月26日(火)の市場終了後、スターバックス(SBUX)が2021年度第1四半期(2020年10-12月)の決算を発表しました。
まずはGAAPの数字から見てみましょう。
売上は、前年同期比▲5%の減収でした。
営業利益は、前年同期比▲25%の減益、純利益も▲30%の減益でした。
因みに、売上は市場予想も▲2%下回ってしまいました。
次に、Non-GAAPの数字を見てみます。
また、1株利益も、▲23%の減益となっています。
しかし、嬉しいことに、下表の通り市場予想を+11%も上回りました。
セグメント別の売上を見てみましょう。
アメリカでは、前年同期比▲6%の減収。
売上の回復のためにも、1日も早い感染者数の減少が望まれるところです。
一方、海外では、中国での好調さが功を奏して+5%の増収となっています。
セグメント別の営業利益はどうでしょうか。
アメリカでは、前年同期比▲26%の減益。
ワクチン接種が広く普及するまで、もう暫くの辛抱というところでしょうか。
海外では、辛うじての前年並みでした。
2021年度第2四半期(2021年1月―3月)には、既存店ベースの売上で、
米国では前年同期比+5%~+10%、
中国では+100%近い売上増を見込んでいるとのことです。
頑張ってもらいたいところです。
以上見てきた通り、今回の決算は減収減益。
そして、売上は市場予想を下回ったものの、利益は上回りました。
このどっちつかずの結果を受けて、決算発表当日の株価は、
決算発表前の終値 104.69USドル 前日比+1.24USドル(+1.20%)
決算発表後の時間外 103.00USドル 終値比▲1.69USドル(▲1.61%)
と、行って来いの動きとなりました。
中々際立った結果は出て来ず、まだまだ道は険しいですが、スターバックス(SBUX)の皆さんは、水面下で色々頑張っています。
その皆さんに、先日「なりゆき街道旅」で紹介されていた、相田みつを氏の詩を捧げたいと思います。
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねんだなあ
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