2021年1月26日火曜日

スターバックス(SBUX) 決算発表を前にバリスタの気まぐれ放談 過去の履歴を添えて Bon appétit!


いよいよスターバックス(SBUX)の2021年第1四半期(2021年10月―12月)決算の発表が明日に迫りました。

決算が出てから慌てないように、市場がどのように予想しているか、今のうちに予習しておきたいと思います。

Non-GAAP EPS1Q20201Q2021増減増減
SBUXガイダンス
$0.79
$0.50$0.55-$0.29-$0.24-37%-30%
市場予想$0.55-$0.24-30%

スターバックス(SBUX)が発表しているNon-GAAPの1株利益のガイダンスは0.50セント~0.55セントです。

それに対して、市場の予想は0.55セント。

スターバックス(SBUX)ガイダンスの上限を予想しています。

いいところでしょうか。

それにしても。

この市場予想というのはどこまで信用できるのでしょう。

実際の決算が市場予想を上回って、株価が上昇する場合があります。

それはまあいいでしょう。

ところが。

実際の決算が市場予想を下回って、株価が大きく下がる場合もよくある話です。

会社が出していたガイダンスに決算が届かなくて株価が下がったのならまだ納得できます。

しかし。

何で、アナリストが勝手に出した予想に振り回されて、決算がそれに届かないからと言って、私の、否、私たちの株価が下がらなくてはならないのでしょうか。

到底、受け入れられません。

アナリストの市場予想が「外れ」、アナリストが「間違っていた」のです。

悪いのはアナリストです。

しかし、株価が下がると、まるで市場予想が正しくて、それに達しなかった実際の決算の方が「悪い」といった雰囲気が醸し出されます。

どうしたものでしょう。

と、日頃の思いをぶつけたところで。

面白いデータを見つけたので紹介します。

Benjinga Insights という記事に載っていました。

スターバックス(SBUX)の売上と1株利益について、市場予想に対して実際の決算がどうだったかという比較データです。


売上

まずは売上から。

1Q20202Q20203Q20204Q20201Q2021
市場予想$7,100$5,890$4,060$6,040$6,920
実際$7,100$6,000$4,220$6,200
差異         ±$0        +$110        +$160        +$160

まあまあ、いい線行っている感じです。

差異のプラス・マイナスでいうと、3勝1分け。

1株利益

次に1株利益。

1Q20202Q20203Q20204Q20201Q2021
市場予想$0.75$0.34-$0.59$0.31$0.55
実際$0.79$0.32-$0.46$0.51
差異+$0.04-$0.02+$0.13+$0.20

こちらも、まあまあ、いい線行っている感じです。

差異のプラス・マイナスでいうと、3勝1敗です。

売上にしても1株利益にしても、ちょっと少なめに予想しておいて、実際の決算の方が良いように見せるところなど、心憎いほどです。

スターバックス担当のアナリストはきっと優秀な方々なのでしょう。

先ほどの愚痴は、今日のところは撤回させていただきます。

ということで。

明日の決算も、市場予想を上回るとても「美味しい」好決算になることを期待したいと思います。

「Bon appétit!」

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