エヌビディア(NVDA)が、中国の電気自動車メーカーのNIOに製品を供給するという発表がありました。
供給する製品は、NVIDIA DRIVE Orin System-on-a-chip (SoC)。
これがNIOの自動車用スーパーコンピューター「アダム」に使われるとのことです。
これがどれくらい凄いことなのか?
私は不勉強で、中国のNIOという会社を知らなかったのですが、次の事実を知るとその凄さが分かりました。
この製品供給の発表を受けて、テスラの株価が▲4%超下落したそうです!
これは確かに凄そうです。
客観的に数字を比較すると。
NVIDIA DRIVE Orin System-on-a-chip (SoC)の能力は、254 TOPS。
それに対して、テスラのFSDコンピューターの能力は、144 TOPSだとのこと。
TOPS は、Tera Operation Per Second(1秒あたり兆回演算)の略だそうです。
(チョコレートケーキのことではありません)
1秒あたり254、000,000,000,000回の演算?!
更に。
NIOのアダムは、このチップを4つ使用するとのことで、能力は1,000 TOPSを超えるそうです。
このアダムを搭載した新世代の自動運転電気自動車は、2022年に発売予定とのこと。
正直に言うと、この発表を見て、日本人である私としては、中国ではなく日本の自動車メーカーだったら良かったのに、と思ってしまいました。
しかし。
この中国企業との結びつきが、エヌビディア(NVDA)による英国企業ARM買収の中国当局による承認に有利に作用しないかな。
そんなことも考えてしまいました。
いずれにしても。
エヌビディア(NVDA)が、世界中で自動運転に欠かせない企業になっている訳で、これはもう株主冥利に尽きます。

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