2021年1月3日日曜日

アップル(AAPL) 2020年9月末バランスシート縮小の理由とは?

2020年9月末のアップル(AAPL)のバランスシートを見てみました。

資産の部(以下、百万USドル)

2019年9月末2020年9月末増減
流動資産$162,819$143,713     -$19,106
固定資産$175,697$180,175        $4,478
資産合計$338,516$323,888     -$14,628

負債・純資産の部

2019年9月末2020年9月末増減
流動負債$105,718$105,392          -$326
固定負債$142,310$153,157      $10,847
資本金$45,174$50,779        $5,605
利益剰余金$45,314$14,560     -$30,754
負債+純資産$338,516$323,888-$14,628

パッと目についたのは、資産(=負債+純資産)の前年比▲14、628百万USドルの減少です。

資産の部でいうと、流動資産が、▲19,106百万USドル減少しています。

ということで、その中身を見てみると、現金の▲10,828百万USドル減が目立っていました。

2019年9月末2020年9月末増減
現金$48,844$38,016-$10,828

現金が減っているということで、今度はキャッシュフローを見てみます。

2020FY
現金(期初)$50,224
営業CF$80,674
投資CF-$4,289
財務CF-$86,820
現金(期末)$39,789

営業キャッシュフロー以上に、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローがあり、結果として現金が減っていることが分かりました。

そこで、財務キャッシュフローの内訳を見てみると。

2020FY
配当支払い-$14,081
自社株買い-$72,358
合計-$86,439

おー。

配当支払いと自社株買いに、86,439百万USドルが費やされていました。

アップルのCFO、ルカ・マエストリ氏によると、

"We also returned nearly $22 billion to shareholders during the quarter."

2020年度第4四半期には、約22,000百万USドルを株主に還元したとのこと。

4倍すると、ほぼ86,439百万USドルになります。

"[A]s we maintain our target of reaching a net cash neutral position over time."

勝手に意訳すると、

長期的には手持ちの現金を一定に保って、余剰な現金は株主に還元する

ということでしょうか。

それは、それは、いいことです。

増々アップル(AAPL)株に興味が湧いてきました。

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