7月に、アマゾン(AMZN)によるインドのリライアンス・リテールへの出資計画を紹介しました。
⇒ 「アマゾン(AMZN) お前もか? インドのリライアンス・リテールに9.9%の出資?」
リライアンス・リテールは、インドの億万長者である実業家ムケシュ・アンバニ氏率いるリライアンス・インダストリーズの子会社で、スーパーマーケットやインド最大の家電販売店などを経営しています。
7月当時には、出資割合は、9.9%と伝えられていました。
ところが。
今回の続報によると、その出資割合は、最大で40%に達するとのことです。
金額にして、200憶USドル(20,000百万USドル)。
インドの小売りは、まだ主に街角にある小売店で行なわれているものの、13憶以上の人口を抱えるその市場規模は、1兆USドル(1、000,000百万USドル)もあるそうです。
ベゾス氏が放っておく訳がありません。
市場規模も出資額もスケールが違います。
因みに、アマゾン(AMZN)は、中国進出の際、それを単独でやろうとして失敗したらしく、それを踏まえてインドでは提携を志向しているそうです。
学習効果です。
問題は、両社とも巨大企業であることから、独占禁止法のクリアとのこと。
しかし、ムケシュ・アンバニ氏は政府との繋がりが強いので、何とかなるのではないでしょうか。
既報通り、ムケシュ・アンバニ氏は、傘下のジオ・パートナーズを通じて、フェイスブック(FB)とアルファベット(GOOG)からも、巨額出資を受けています。
凄いパワーです。
ところで、私はスパイスの利いたインドカレーは大好きでよく食べますが、正直、普段あまりインドの情報に触れる機会がありませんでした。
しかし、アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOG)などに投資することによって、こうして興味が湧いています。
株式投資は、直接的な利益だけでなく、間接的な世界の広がりという恩恵もこうして与えてくれます。
嬉しい限りです。
インドでは、現在、武漢ウイルスが猛威を振るっているようですが、一日も早く終息してもらいたいものです。
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