エヌビディア(NVDA)が、早くもソフトバンク傘下のARMホールディングスの買収を、正式に発表しました。
前回の記事で、早ければ「月曜にも」発表と書いた時は、米国時間の月曜日のつもり、つまり日本時間では火曜日だろうな、と思っていました。
ということで、今日の発表にはちょっと驚きましたが、善は急げということで。
⇒ 「エヌビディア(NVDA) 続報:ソフトバンク傘下のARMホールディングス買収の発表が秒読み段階?!」
買収額は、400憶USドル「以上」と言われていましたが、400憶USドル(40,000百万USドル)「丁度」でした。
cash and stock deal と言われていた決済方法の内訳は、以下の通りです。
確定している買収額の内、エヌビディア株式での支払いが、215憶USドル(21,500百万USドル)、現金での支払いが、120憶USドル(12,000百万USドル)とのこと。
その合計は、335憶USドル(33,500百万USドル)となります。
それ以外に、買収後の成果払いとして、50憶USドル(5,000百万USドル)が予定されているとのことですが、その条件や時期については明示されていません。
更に、対ソフトバンクではなく、アームの従業員へのエヌビディア株式での報酬が、15憶USドル(1,500百万USドル)。
ということで、買収総額は、上記合計で400憶USドル(40,000百万USドル)となります。
既存の株主としての関心は、買収額の一部がエヌビディア株式で支払われると、結果として株価が下がってしまうのか、それとも、買収した結果収益も増えるため、株価に影響はないのか。
また、今まで自社株買いをしてきた自己株式を支払いに利用すると、新規株を発行するよりも、株価への影響は小さくなるのか、それとも、自己株式を外に出した時点で新規株発行と同じなのか。
などがありますが、この買収の大きさからすると、些細なことかもしれないので、無視してください。
それよりも、今もっと重要なのは、困難が予想されるこれからの各国当局の承認手続きです。
承認が全て得られるまで、18か月、つまり、1年半を見込んでいるとのこと。
このような買収や合併の時にいつも思うのですが、その会社のある英国や米国の承認を得る必要があるのは理解できるのですが、なぜEUや中国の承認まで必要なのでしょうか。
色々と知ることが増えると、その分疑問も次々と湧いてきます。
金さん、銀さんの真似をすると、嬉しいような、悲しいような。
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