2020年4月23日木曜日

フェイスブック(FB) インド最大の通信業者ジオ・パートナーズに57憶USドルの出資

米国時間の4月22日、フェイスブック(FB)の株価が+US$11.48(+6.72%)値上がりして、US$182.28となりました。

この急騰の要因は何だったのでしょうか?

ネットで調べてみると、どうやらインド最大の通信事業者であるジオ・パートナーズへの57憶USドルの出資が要因のようです。

この出資によって、フェイスブック(FB)はジオ・パートナーズの最大の少数株主(9.99%)になったとのこと。

では、なぜこの出資が株価高騰に繋がったのか?

元々インドはフェイスブック(FB)にとって特別な国だったようです。

何しろインドは、フェイスブック(FB)のチャットアプリであるワッツアップの世界最大のマーケットで、2019年7月時点で4憶人のユーザーがいるんだとか。

インドのスマホユーザーが4億5千万人ほどらしいので、ほぼ全スマホユーザーがワッツアップを使っていることになります。

そんなフェイスブック(FB)が、インドで3億7千万人の顧客を持つ通信事業者ジオ・パートナーズとタッグを組むことになったのです。

その狙うところは、ジオ・パートナーズのイーコマース会社であるジオ・マートが、インド国内の小売業者をオンラインで結び、ワッツアップを利用してデジタル決済を行なうというもの。

現在、インドのイーコマースは、アマゾンとウォルマート関連会社の2社が6割以上のシェアを占めているそうです。

そこに今回の2社のタッグで、割り込む訳です。

インドの法律も、海外の会社であるアマゾンやウォルマートよりも、国内の会社であるジオ・マートに有利なように変わったそうで、これはチャンスです。

株価が急騰したということは、投資家もこの出資にかなりの可能性を感じているということでしょう。

現在、インドはデジタルブームだそうです。

人口も、世界第2位の13億6千万人で、ビジネスチャンスは膨大です。

今後、この話はどのように進展していくのか楽しみです。

それにつけても、思うこと。

日本では、相変わらず、布マスクが小さいだの、2枚じゃ少ないだのと、本質的にウイルス撲滅とは関係ないところで、揚げ足取りや文句を耳にする毎日です。

しかし、そんな下らないことを言っている間に、世界ではこんな大きな話がどんどん展開されているのです。

思わず我が祖国が心配になります。

一方で、米国株式に投資していると、このようなニュースにも興味を持つことができて、世界が広がる気がします。

果報を寝て待ちながらも、アンテナは高く立てていたいと思います。

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