エヌビディア(NVDA)による、ARMホールディングス買収について、英国の当局がその影響を評価中です。
ARMホールディングスは、英国が世界に誇る代表企業なので、米国の企業へ売却されることの懸念は私でも理解できるつもりです。
日本の企業に例えれば、トヨタ自動車が米国の企業に買収されるような話でしょうから。
しかし、何を今更という気持ちもあります。
何故なら、既に2016年には日本のソフトバンクへの売却が承認されているからです。
これも日本企業に例えるなら、4年前にフランスに売却されたトヨタ自動車が、今度は米国に転売される話のようなものです。
だとすると、日本政府の関心事は、本社が日本の愛知県に残されるか、日本人の雇用が守られるかどうか、ということになるでしょう。
ということで、4年前にソフトバンクがARMホールディングスを買収した時も、
1.ARMホールディングスの本社は英国ケンブリッジに残す
2.英国での雇用を増やす
ということを約束したそうです。
そして、今回のエヌビディア(NVDA)による買収によっても、その約束は守られることになります。
ましてや、英国と米国は、ファイブアイズを形成する同盟国です。
何も心配することはないのではないでしょうか。
それよりも高いハードルが予想されるのは、中国当局の動向です。
何しろ今は米中の関係が最悪ですから。
前にも書きましたが、そもそも、どうして英国の企業が日本の企業から米国の企業に売却される際に、中国の承認が必要なのでしょうか?
第3国の承認が必要だとすれば、バヌアツ共和国の承認は要らないのですか?
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