2020年5月31日日曜日

ウェルズファーゴ(WFC) PBR=0.7は明らかに売られ過ぎ?

5月末のウェルズファーゴ(WFC)の株価は、26.47USドルでした。

昨年末の53.80USドルから半減しています。

これはちょっと売られ過ぎじゃないか?

少なくとも1株あたり純資産(BPS)よりも高くあるべきじゃないか?

そう思い、1株あたり純資産(BPS)を調べてみました。

1株あたり純資産は、

1株あたり純資産 = 株主資本 ÷ 発行済普通株式数

で求めます。

また、参考までに、のれん代などを差し引いた、普通株主資本や利益剰余金などの、有形自己資本についても見てみます。

1株あたり有形自己資本は、

1株あたり有形自己資本 = 有形自己資本 ÷ 発行済普通株式数

です。

単位:百万USドル
2019.032019.062019.092019.122020.03
株主資本$176,025$177,235$172,827$166,669$162,654
有形自己資本$147,723$148,864$144,481$138,506$134,787

単位:百万株
発行済普通株式数4,511.94,419.64,269.14,134.44,096.4

単位:USドル
2019.032019.062019.092019.122020.03
1株あたり純資産$39.01$40.10$40.48$40.31$39.71
1株あたり有形自己資本$32.74$33.68$33.84$33.50$32.90

昨年3月以降、1株あたり純資産は40USドル前後、1株あたり有形自己資本は33USドル前後で推移しています。

2020年3月末も、武漢ウイルスの影響はほとんど受けていません。



一方、それぞれの時期の株価は、このように推移しました。

武漢ウイルスの影響で、2020年3月末に急落しています。



そして、株価を、1株あたり純資産、1株あたり有形自己資本で割った、PBR(株価純資産倍率)とPTBV(株価有形自己資本倍率)は、次の通りです。



武漢ウイルスが猛威を振るう前の2019年12月末までは、それぞれ1.2~1.3、1.4~1.6で推移していたものが、2020年3月末には、突然0.7、0.9まで下がってしまいました。

どちらの指標にしても、解散価値以下ということです。

明らかに売られ過ぎです。

ワクチンが開発されて、元の生活に戻れば、また元の数字に戻ること間違いなしです。

※個人の見解です。

果報を寝て待ちます。

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