2020年5月3日日曜日

フェイスブック(FB) 2020年度第1四半期の増収「減益」を視覚化すると?

フェイスブック(FB)の2020年度第1四半期の決算発表の際、米国会計基準ベースでは増収増益でしたが、実質的には増収「減益」だと書きました。

その心は、前年同期の利益は、3,000百万USドルの未払い費用計上で圧縮されていたため、それがない通常ベースと比較すると減益になっていた、というものです。

⇒ 「フェイスブック(FB) 2020年度第1四半期決算発表 実質増収減益」参照

今回は、この評価を視覚的に確認すべく、この5年間の売上、営業利益、純利益を拾って、グラフ化してみたので、お付き合い下さい。

まずは、米国会計基準ベース(2019年度第1四半期の利益未調整)から。


1Q20161Q20171Q20181Q20191Q2020
売上$5,382$8,032$11,966$15,077$17,737
営業利益$2,010$3,327$5,449$3,317$5,893
純利益$1,738$3,064$4,988$2,429$4,902
一株利益(希薄化後)$0.60$1.04$1.69$0.85$1.71


営業利益率37%41%46%22%33%



見ての通り、売上(青)は綺麗な右上がりです。

しかし、営業利益(赤)、純利益(黄)は、2016年度からの3年間は右肩上がりでしたが、2019年度には例の未払い費用計上で、一転減益となっています。

そして、2020年度は、その減益となった2019年度と比較すれば増益となっています。

しかし、次に示す調整ベースでの比較ではどうでしょうか。

1Q20161Q20171Q20181Q20191Q2020
売上$5,382$8,032$11,966$15,077$17,737
営業利益$2,010$3,327$5,449$6,317$5,893
純利益$1,738$3,064$4,988$5,429$4,902
一株利益(希薄化後)$0.60$1.04$1.69$1.89$1.71

営業利益率37%41%46%42%33%


分かりやすくするために、利益だけを抜き出します。


2016年度から4年間、営業利益、純利益共にずっと右上がりで増益だったのが、2020年度初めて減益とになっていることが明らかです。

泣く子と武漢ウイルスには勝てないということです。

今後、また増収増益に戻るためには、1日も早い武漢ウイルス撲滅が必要です。

是非3密を守り、手洗いを励行していきましょう。

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