その心は、前年同期の利益は、1,700百万USドルのEU制裁金支払いで圧縮されていたため、それがない通常ベースと比較すると減益になっていた、というものです。
⇒ 「アルファベット(GOOG) 2020年度第1四半期決算発表 実質増収減益」参照
まずは、それを分かりやすくグラフで視覚化するとこうなります。
米国会計基準ベースでは増益。
しかし、EU制裁金支払いを調整した通常ベースでは減益。
この現象を、もう少し長いスパン(5年)で見てみましょう。
尚、この表の中で、2018年度と2019年度の数字を調整しています(赤字部分)。
1つは、2018年度の純利益と一株利益です。
新しい会計基準により、保有する株式の値上がり(値下がり)による含み益(損)をその他利益(損失)とするようになり、株式の含み益によって嵩上げされた純利益から▲2,399百万USドル(一株利益は▲3.40USドル)調整しています。
もう1つは、冒頭で述べたEU制裁金支払いの調整です。
いずれも、各年度の特異な要因を取り除いて、通常業務ベースでの傾向を見るためです。
グラフにするとこうなります。
2019年度までは、営業利益(青)も純利益(赤)も、見事に右肩上がりしています。
うーん、綺麗!
ところが、2020年度はどちらも減益です。
うーん、明らか!
5年のスパンで見ると、より鮮明に「減益」していることが分かりました。
武漢ウイルスったら!
来年度は是非とも増益するように、とにかく今は自粛して、憎き武漢ウイルスを撲滅しましょう。
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