ニュースを見て目を疑いました。
バークシャー・ハサウェイは、1-3月期の決算で、保有する株式の評価損等が響き、▲49,746百万USドルの純損失となりました。
そして、米国の航空会社のデルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウェスト航空4社の株式を全て売却したとのこと。
ずいぶん思い切ったことをするものです。
3~4年後、人々が今までと同じように飛行機に乗るようになるか分からないから、というのが理由とのこと。
しかし、まあ、自分が保有していない航空株の話です。
ということで、他人事のように考えていたのですが、突然不安が襲ってきました。
待てよ?
まさか、ウェルズファーゴ(WFC)の株式は手放していないよな?
慌てて、バークシャー・ハサウェイの2020年1-3月期の決算資料を見てみました。
そして、補足説明4の株式投資で、保有するウェルズファーゴ(WFC)株式の2019年12月末と2020年3月末のフェア・バリュー(評価額と訳します)を見つけました。
2019年12月31日評価額 18.6ビリオンUSドル(1兆9,800億円)
2020年3月31日評価額 9.9ビリオンUSドル(1兆500億円)
▲8.7ビリオンUSドル(9,300億円)も下がっています。
果たして、この変化は、売却によるものなのか、それとも、評価損によるものなのか。
2019年12月31日時点での保有株式数が、345,688,918株だったこと、そして評価額が18,598百万USドル(=18.6ビリオンUSドル)であったことは、2019年度のアニュアルレポートで分かっています。
ということで、2020年3月31日の株価を調べて、計算してみました。
2020年3月31日の株価は、28.55USドル。
2020年3月31日評価額 = 2020年3月31日の株価 × 2019年12月31日保有株式数
= 28.55USドル/株 × 345,688,918株
= 9,869,418,609USドル
≒ 9.9ビリオンUSドル
良かった!
ウェルズファーゴ(WFC)の株式は売却していなかった!
少なくとも、バフェット氏は、「3~4年後、人々が今までと同じようにウェルズファーゴを利用しているか分からないから」とは思っていないということです。
ウェルズファーゴ(WFC)の株主のみなさん、とりあえず、果報を寝て待ちましょう。

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