⇒ 「アマゾン(AMZN) 配当利回りは0%ですが「株主還元利回り」でも独自色?」
しかし。
かつてはどうだったのだろう?
今まで一度も株主還元をしたことがなかったのだろうか?
そんな疑問が頭をもたげ、20年分のアニュアルレポートに目を通してみました。
その結果をご覧下さい。
2013年以降、一度も自社株買いを実施したことはありませんが、2012年以前には立派に自社株買いを行なって、株主還元をしていました。
また、実際には実施されていませんが、2016年2月には、無期限の5,000百万USドルまでの自社株買いが取締役会で承認されており、現在でもその承認は活きていることが分かりました。
単位:百万USドル、百万株、USドル
2006年以降、自社株買いが取締役会で承認され始め、合計で$9,000百万USドルまでの自社株買いが承認されました。
ただし、初期の頃の自社株買い承認は、24か月の期限付き承認でした。
そして、未実施の承認は、新しい承認がなされた際には、新しい承認に取って替わられています。
ということで、実際に承認された額まで自社株買いが実施された訳ではありません。
累計では、1,837百万USドルの実施に留まっています。
自社株買いされた株式数は合計で23.2百万株で、平均購入株価を計算すると79.2USドル(!)となります。
直近の2020年5月末の株価が2,442.37USドルです。
あー、なぜ私は、もっと前にアマゾン(AMZN)の株を買っておかなかったのでしょうか!
これを日本語で「あとの祭り」と言います。
話がずれてしまいましたが、以上の通り、アマゾン(AMZN)はちゃんと株主還元を行なっていました。
そして、今でも、機会があればいつでも5,000百万USドルまでの自社株買いを行なうべく、準備も整えてくれています。
これ以上、何を望むというのでしょう。
ただひたすら、果報を寝て待てばいいのです。
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