2020年5月11日月曜日

スターバックス(SBUX) 2020年度第2四半期(1-3月期)決算発表

スターバックス(SBUX)が、2020年度第2四半期(1-3月期)の決算発表を、、、していました。

していました、というのは、発表が2週間前の4月28日だったということです。

同じ4月28日に発表されたアルファベット(GOOG)、翌日発表のフェイスブック(FB)、そしてその次の日発表のアマゾン(AMZN)の決算発表は逃しませんでした。

それは、武漢ウイルスの影響はもちろんあるものの、これらハイテク株には期待するものがあったのだと思います。

それに引き替え、スターバックス(SBUX)の発表をすっかり失念していたとは!

外出自粛の影響を直接受ける飲食業はどうせ、、、という気持ちがあったに違いありません。

人間の心とは、何と正直なのでしょう。

という前置き(言い訳)はこれくらいにして、そんなスターバックス(SBUX)の決算内容を、さっさっと見ていきましょう。

単位:百万USドル
2Q20192Q2020増減
売上$6,305.9$5,995.7-$310.2-5%
営業利益$857.7$487.4-$370.3-43%
純利益$663.2$328.4-$334.8-50%
一株利益(希薄化後)$0.53$0.28-$0.25-47%

意外にも、売上は前年同期比▲5%に収まっています。

武漢ウイルス蔓延の下にしては、大したものです。

セグメント別売上 単位:百万USドル
売上2Q20192Q2020増減
アメリカ$4,314.1$4,330.0$15.90%
海外$1,529.4$1,134.6-$394.8-26%
チャネル開発$446.6$519.1$72.516%
企業その他$15.8$12.0-$3.8-24%
売上合計$6,305.9$5,995.7-$310.2-5%

その売上をセグメント別に見てみると、約7割を占めるアメリカでの売上が、前年同期とほぼ変わらなかったのが理由のようです。

一方、営業利益は▲43%、純利益も▲50%と、半減しています。

こんな減益が予想されたから、無意識下でも決算発表日を忘れたのだろうなあ、と思わせる見事な減益です。

セグメント別営業利益 単位:百万USドル
営業利益2Q20192Q2020増減
アメリカ$856.4$621.2-$235.2-27%
海外$201.8-$15.4-$217.2-108%
チャネル開発$148.9$189.6$40.727%
企業その他-$349.4-$308.0$41.4-12%
営業利益合計$857.7$487.4-$370.3-43%

セグメント別に営業利益を見てみると、頼みの綱のアメリカで▲27%の減益、海外に至っては何と▲108%の減益です。

しかし、まあ、世界中で外出自粛、あるいは外出禁止だったのですから、まあこれも仕方がないことでしょう。

2020年度の見通しは、今の状況でははっきりも通せないものの、次の通りとのことです。

中国での既存店での売上伸び率は、

第3四半期で、▲25%~▲35%、

第4四半期で、▲10%~±0%、

2020年度通期で、▲15%~▲25%が、予想されています。

同時に、中国では、差し引き+500店舗の新規開店も計画しているとのことです。

そして、設備投資も1,500百万USドル行なうとのことなので、しっかりと武漢ウイルス終息後の布石も打っているようです。

もうしばらく厳しい時が続きますが、一日も早く決算発表の日を忘れるどころか、待ち遠しくなるような日が来ることを祈りながら、果報を寝て待ちたいと思います。

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