2021年11月27日土曜日

「悪い円安」という言い方への違和感



米国の金融緩和策の緩和(?)と金利高への思惑から円安が進んでいます。

そして、この円安に対して「悪い円安」と言っている人がいました。

言っている本人は洒落たことを言っているつもりなのでしょうがどうなのでしょう。

円高時に日本の製造業が海外に出たので、現在の円安では輸入物価だけが上がり、円安が昔ほど輸出の利益に貢献しなくなったから?

海外に出る判断をしたのは自分たちではないですか。

全てを外部の環境のせいにする。

経営者なら失格です。

米国株投資で考えると。

確かに、米国株を購入する場合には、円安だと円建ての購入価格は上がります。

しかし。

その分、円建ての配当金額も上がるではないですか。

そして、円建ての評価額も上がります。

円高の時に米国株を購入しておいて、円安になって配当を受け取る。

そんな判断をした人は「悪い円安」なんて口が裂けても言わないはずです。

尚且つ。

基本的に、為替や経済状況の予測は不可能ですが。

日本のゼロ金利だけが続くとすれば、今後、更に円安が進む可能性もあります。

すると、将来から見れば、今は円高です。

その時には、「悪い円安」と言っていた人はどんな顔をするのでしょうか。

相対的に見れば、為替水準に良いも悪いもありません。

その人の立場があるだけです。

最後に、また、米国株投資に話を戻すと。

為替変動など誤差でしかないほど高成長の株式を見つけて投資する。

そんな株は中々ないとすれば。

時間的に分散投資する。

そして。

長期投資を基本とする。

それしかないと思います。

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