アマゾン(AMZN)が、2021年度第3四半期(2021年7月-9月)の決算を発表しました。
アマゾン(AMZN)といえば増収増益のイメージでしたが、今回は残念ながら増収ではあったものの減益でした。
具体的には。
売上は、前年同期比+15%の増収。
しかし。
利益は、営業利益が前年同期比▲22%、純利益が▲50%、1株利益が▲51%の減益だった訳です。
なぜこんなに減益になってしまったのでしょうか。
決算の説明によると、コロナ対策によるコスト増が要因だったとのこと。
例えば、コロナ禍が始まって以来、その対策のために物流ネットワークは2倍に拡大したとのことです。
今期と前年同期のそれぞれの売上を100とした時の営業費用の増減を見てみましょう。
すると、売上原価は減っているものの、確かに、物流関連のフルフィルメントやテクノロジー&コンテント、そして人件費を含むマーケティングが増えています。
昨年以上にコロナ禍の影響を受けたことが分かります。
第4四半期も、人手不足による人件費増や物流コスト増などで、この傾向は続くようです。
では、もうアマゾン(AMZN)の成長神話は終わったのでしょうか。
いや、そんなことはありません。
と、私は思っています。
これからも続くウィズコロナの時代に、人々がイーコマースを利用する習慣は変わりようがないからです。
また、以下の売上や営業利益の事業別内訳を見ても分かる通り、クラウド事業のAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)も順調に伸びています。
ということで。
ここは一時的な株価下落などに惑わされることなく、果報を寝て待ちたいと思います。
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