いい話と悪い話、どちらから聞きたいですか?
はい、それでは、いい話から。
懸念されていた減配は行われず、一株あたり51セントの配当が支払われます。
これは、前四半期と同額、前年同期比では+13%の金額です。
武漢ウイルスによる経済混乱に際して、中央銀行から配当などを保留すべきとの声があり、ちょっと心配していたため、一安心です。
⇒ 「ウェルズファーゴ(WFC)の配当は武漢ウイルス暴落でどうなるのか?」参照
自社株買いは3月15日以降中断されましたが、その日までに2,900百万ドル分の自社株買いが行われたとのことです。
その結果、株主還元は、この自社株買いに、配当支払いを合わせて、合計5,000百万ドルなされるとのことです。
とてもいい話です。
以上です。
と、言いたいところですが、続いて悪い話に移ります。
簡単に言うと、かなりの減収減益です。
まずは収益から。
金利収入は、11,312百万USドルで、前年同期比▲999百万USドル(▲8%)。
その他収入は、6,405百万USドルで、前年同期比▲2,893百万USドル(▲31%)。
次に純利益を見てみましょう。
純利益は、653百万USドルで、前年同期比▲5,207百万USドル(▲89%)の大幅減益です。
もうお腹一杯ではありますが、最後に一株利益も見ておきましょう。
希薄化後の一株利益は、0.01USドルで、前年同期比▲1.19USドル(▲99%)です。
配当は、「いい話」で述べた通りです。
そういえば、もうひとつ「いい話」がありました。
中核的自己資本(Tier 1)は、10.7%で、法律で求められている9%以上も、社内目標である10%以上も、共に上回っています。
体力は十分にあります。
あとは、武漢ウイルスが収束するのを待つばかりです。
それまで、果報を寝て待ちましょう。
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