中国のラッキンコーヒー。
不覚にも名前すら知らなかったのですが、2017年に北京で設立されて以来急成長し、ナスダックにも上場されている企業だとのことです。
赤字覚悟の低価格政策で、スターバックス(SBUX)を脅かす存在だったとのこと。
何しろ、2019年末の中国の店舗数は4,500店舗と、スターバックスの4200店舗を凌駕していました。
ところが、、、。
「脅かす存在だった」「凌駕していました」という過去形に気づかれた方もいると思いますが、どうやら過去の存在になりそうです。
何が起きたのか?
2019年12月期の決算で粉飾決算(約339億円の売上水増し)が発覚し、この4月からは取引停止となっているのです。
株価は急落しています。
今後、株主による集団訴訟も行なわれる見通しで、破産宣告の可能性もあるとのこと。
この動きは、スターバックス(SBUX)にとってどのような影響があるのでしょうか。
3月末の株価を100として、両社の株価の動きを見てみましょう。
4月9日現在のラッキンコーヒー(LK)の株価(青線)が16まで落ち込んでいるのに対して、スターバックス(SBUX)の株価(赤線)は112に上がり、対照的な動きを見せています。
勿論、スターバックス(SBUX)株式の値上がりが、全てラッキンコーヒー(LK)の粉飾決算を受けたものではないでしょう。
しかし、少なくともネガティブな影響はなさぞうです。
本来ならば、自らのホームランで試合を決めたい。
敵失など期待していてはいけません。
しかし、時節柄どんな点数でも欲しいところです。
米国ではまだまだですが、中国では武漢ウイルスも下火となったとのこと。
コーヒー需要の増加も期待できそうです。
この事件もスターバックス(SBUX)の追い風になってくれるかもしれません。
4月28日に第2四半期の発表がありますが、暫くは一喜一憂せずに、長い目で果報を寝て待ちたいと思います。
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