そんな素晴らしい会社ですが、ここ数年の出来事を見るだけでも、決して順風満帆ではありません。
2017年にはケンパーの石炭ガス化複合発電の停止を余儀なくされたり、2018年にはジョージア電力の原子力発電所建設に伴って損失が発生しています。
それは、下記の通り、過去5年間の純利益の推移にも表れています。
決して安定しておらず、デコボコです。
次に、一株利益と配当の関係を見てみましょう。
配当(赤)は順調に増配を続けていますが、一株利益(青)はやはりデコボコです。
特に2017年の一株利益の落ち込みは酷いです。
配当性向を見てみると、、、。
2017年度の配当性向は、何と274%にもなっています。
これでは、いくら18年連続増配だといっても、内部留保を取り崩しているだけではありませんか。
このような状況で、果たして呑気に果報を寝て待っていていいのでしょうか。
、、、と思われるかもしれませんが、ご安心下さい。
以上はあくまでも、GAAP(米国会計基準)に基づいた数字だからです。
より企業の実態を表すNon-GAAPの数字で見てみましょう。
Non-GAAPとは、一時的に発生する特殊な損益を除いた調整後の数字で、通常の業務実態をより表しています。
あら、何と綺麗な右肩上がり。
この数字は、冒頭で述べた2017年や2018年の特別な損失を除き、更に、2019年のガルフ電力の売却益などを除いて調整した純利益です。
このNon-GAAPに基づいた、一株利益と配当の関係を見てみましょう。
一株利益も配当も、綺麗に成長しています。
配当性向もご覧の通りです。
何とビューティフルなグラフでしょうか。
決して不安定でもなければ、無理もしていないことが分かります。
ということで、もちろん株式なので価格の変動はあるのですが、そんなことに煩わされることなく、安心して果報を寝て待ちたいと思います。
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