2020年12月2日水曜日

フェイスブック(FB)のデジタル通貨「リブラ」が「ディエム」に改名 これでイメージを刷新?

先日、フェイスブック(FB)が、デジタル通貨リブラを来年1月にも発行すべく動いている、という話を紹介しました。

⇒ 「フェイスブック(FB)のデジタル通貨リブラ 遂に2021年1月にも発行か?」

そのデジタル通貨の名称が、なぜか「リブラ」から「ディエム」に変更されたとのことです。

どういうことでしょう?

元々リブラは、通貨システムを混乱させるのではないかと、各国通貨当局から待ったがかかっていました。

そして、その危惧を払拭すべく、次のような改善の努力がなされてきましたが、それを体現したのが今回の改名だとのこと。

まず第一に、運用するリブラ協会は、フェイスブック(FB)から距離を置いて、高い自律性を持つのだ、ということを説得してきました。

尚、私も「フェイスブック(FB)のデジタル通貨」と認識し表現もしてきましたが、実際の運用はフェイスブックではなく、リブラ協会という別の団体でした。

第二に、当初導入を目論んでいたのは、複数の法定通貨のバスケットでしたが、それを単一の法定通貨に裏付けられたステーブルコインを複数発行することに軌道修正したとのこと。

そして、まず手始めに来年1月に目指しているのが、米ドルに裏付けられたステーブルコインです。

因みに、「ディエム」はラテン語の日(Day)を表すとのこと。

そして、「リブラ」はラテン語で天秤を表し、ローマ時代から重さや通貨の単位として使われていました。

英国のポンドの略号が「£」と、「L」が使われているのは、リブラの名残だそうです。

それはいいとして。

果たして、名前を変えただけでイメージの刷新ができるのか。

多少疑問は残るものの、それは一先ず置いておいて、この改名が来年1月の発行に上手く繋がることを祈りたいと思います。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿