欧州委員会が、GAFAなどに対する規制を強化する法案を目論んでいます。
その名も「デジタル市場法」
公正な競争を促し、もしもそれに違反した場合には、
・年間売上の10%の制裁金を科す
・会社を分割させる
というものです。
年間売上の10%の制裁金とは、何とご無体な。
例えば、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOG)、フェイスブック(FB)の、2019年度の売上に占める純利益率を見てみましょう。
アマゾン(AMZN)など、純利益率が4%しかありません。
ましてや、営業利益の半分以上はAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)によるものなので、欧州ではほとんど儲かっていないか、下手をすると赤字かもしれないのです。
そんな中、年間売上の10%を持っていかれたら、目も当てられないではないですか。
最近の米国での独占禁止法の適用を見ていても、かなり恣意的なものを感じます。
白を黒、黒を白と言うことなど、いとも簡単なことです。
欧州でも、いつ何時、制裁金を科されるようになるか、知れたものではありません。
実際、アルファベット(GOOG)は、大金を上納していますし。
であれば、いっそのこと。
GAFAごとごそっと欧州から撤退しちまった方がいいんじゃござんせんか?
欧州の人々も、そんなにGAFAが嫌いなら、アマゾンでの買い物も、ユーチューブの視聴も、フェイスブックでの遣り取りも、全部できねえようにしちまえばいいんだ!
おっと、どうしたことでしょう。
私としたことが、怒りの余り、思わず江戸の町人言葉になってしまいました。
しかし、私に言わせれば、それくらい欧州委員会の草案は、調子に乗っていると思います。
ここは踏ん張りどころです。
とはいえ。
短気は損気。
そして。
ベゾス氏、ピチャイ氏、ザッカーバーグ氏は、私と違って、百戦錬磨。
きっと、硬軟取り混ぜながら、上手く交渉して、最善の道を歩んでくれると信じています。
ということで、私は、果報を寝て待ちたいと思います。
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