2020年10月2日金曜日

アルファベット(GOOG) フィットビット買収を欧州委員会が承認の見込み とりあえず第一関門突破?

アルファベット(GOOG)による、フィットビット買収手続きに関する続報です。

以前、この買収が独占禁止法に抵触しないか、欧州委員会が調査するという記事を紹介しました。

⇒ アルファベット(GOOG) 欧州委員会がグーグルによるフィットビット買収を調査開始

それが、どうやらOKが出そうだとのこと。

まずは一安心です。

ただし、下記の通り、条件がいくつか付きそうです。

1.フィットビット使用で得られた個人データを、グーグル広告に使用する制限をする

2.フィットビットのライバル会社にも、アンドロイドを公平に利用させる

3.フィットビットの顧客が許可すれば、第3者にもデータを渡せるようにする、など

しかし、まだハードルはあります。

まずは、欧州委員会の続き。

欧州委員会は、これからライバル会社や顧客に対して、上記条件についてどう思うかヒヤリングをし、場合によっては条件が追加される可能性もあるとのこと。

いずれにしても、12月23日に結論が出ます。

もうひとつは、米国国内の承認です。

連邦取引委員会(FTC)と司法省(DOJ)からの承認を受けなければなりません。

特に、司法省(DOJ)は、アルファベット(GOOG)とは、広範囲の独占禁止法がらみで訴訟を起こそうと、手ぐすねを引いて待っている状況なので、厳しさが予想されます。

しかし、何と言っても、天下のアルファベット(GOOG)。

きっと、やり遂げてくれることでしょう。

ということで、しばらく果報は寝て待て。

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