2020年10月20日火曜日

エヌビディア(NVDA) 中国当局がARMホールディングス買収を承認するかどうかの考察

エヌビディア(NVDA)によるARMホールディングスの買収。

国際的な有力企業の買収では、関係国当局による承認が求められるのが常ですが、今回の買収の最大のハードルは、中国当局による承認です。

ARMは、中国でジョイントベンチャー企業 Arm mini China を設立しているため、中国当局にも買収を審査する権利が生じているとのことです。

困ったものです。

何しろ現在、中国は米国と貿易戦争真っただ中。

ファーウェイのこともあるので、そう簡単にARMを米国企業に買収させるはずはありません。

中国は、米国クアルコムによるオランダ企業NXPの買収を、承認しないことによって断念させた前科があります。

2018年当時、中国は既にトランプ大統領と貿易戦争中でした。

今回もまた、承認を無期限に引き延ばすなど、かなりの妨害が予想されます。

では、中国当局の承認が得られなければ、今回の買収はご破算になってしまうのでしょうか。

どうやら道は残されているようです。

ただし、最後の手段ですが。

それは、エヌビディア(NVDA)の中国からの撤退です。

まあ、あれだけの巨大市場を手放す勇気があればの話ですが。

しかし。

エヌビディア(NVDA)やARMにとって、中国撤退は確かに痛手ですが、それは中国にとっても同じです。

中国も、両社の技術なしでは相当苦しいはずです。

ということで、もし私が中国の当局者なら、両社の技術の使用を担保できる条件を付けた上で、この買収を承認します。

エヌビディア(NVDA)は、買収発表時に、承認を得るまでの期間を1年半としていました。

それまでに、米中の半導体戦争がどのようになっているか。

予断は許しません。

しかし、今ここで私が息巻いていても状況は変わらないので、動向を注視しつつ、ここは果報を寝て待ちたいと思います。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿