2020年10月7日水曜日

遂にGAFAが分割される? 米国議会が提言 自由の国アメリカでも「出る杭は打たれる」?

16か月に渡ってGAFAの独占禁止状況を調査してきた米国議会の委員会が、遂に結論に達しました。

曰く、

GAFAは独占的な地位を利用して競争を妨げている、

デジタル時代に即して、独占禁止法を改正すべき、

必要に応じてGAFAを分割すべき、

とのこと。

案の定、この発表を受けて、GAFAの株価は、▲2%~▲3%下落してしまいました。

米国時間10月6日終値

アルファベット(GOOG) US$1,453.44 前日比▲US$32.58(▲2.19%)

アップル(AAPL) US$113.16 前日比▲US$3.34(▲2.87%)

フェイスブック(FB) US$258.66 前日比▲US$5.99(▲2.26%)

アマゾン(AMZN) US$3,099.96 前日比▲US$99.24(▲3.10%)

私に言わせれば、本当に独占的な地位による競争妨害が調査の理由なのか、それとも、4社が少なからぬ利益を上げていることに対するやっかみなのか、という感じですが、ここはぐっと我慢したいと思います。

自由の国アメリカでも、やはり「出る杭は打たれる」ということでしょう。

もしも上記の対応が取られると、

アルファベット(GOOG)は、グーグル検索エンジンとユーチューブを両方所有することができなくなったり、

アマゾン(AMZN)は、アマゾンのオンライン市場で、アマゾンブランドの商品を販売することができなくなる、

などといったこともあり得るとのこと。

株主としては、あまり嬉しいことではありません。

では、実際にそのようなことは起きる可能性はどうなのでしょうか。

委員会は民主党が中心ですが、共和党は慎重な姿勢だそうです。

現在の米国議会は、下院は民主党が多数派、上院は共和党が多数派ですが、立法に際しては両院での法案通過が必要とのことです。

ということなので、共和党の出方によっては、実現しない可能性もあります。

気になるところですが、どうなっていくか、今後も注視していきたいと思います。

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