16か月に渡ってGAFAの独占禁止状況を調査してきた米国議会の委員会が、遂に結論に達しました。
曰く、
GAFAは独占的な地位を利用して競争を妨げている、
デジタル時代に即して、独占禁止法を改正すべき、
必要に応じてGAFAを分割すべき、
とのこと。
案の定、この発表を受けて、GAFAの株価は、▲2%~▲3%下落してしまいました。
米国時間10月6日終値
アルファベット(GOOG) US$1,453.44 前日比▲US$32.58(▲2.19%)
アップル(AAPL) US$113.16 前日比▲US$3.34(▲2.87%)
フェイスブック(FB) US$258.66 前日比▲US$5.99(▲2.26%)
アマゾン(AMZN) US$3,099.96 前日比▲US$99.24(▲3.10%)
私に言わせれば、本当に独占的な地位による競争妨害が調査の理由なのか、それとも、4社が少なからぬ利益を上げていることに対するやっかみなのか、という感じですが、ここはぐっと我慢したいと思います。
自由の国アメリカでも、やはり「出る杭は打たれる」ということでしょう。
もしも上記の対応が取られると、
アルファベット(GOOG)は、グーグル検索エンジンとユーチューブを両方所有することができなくなったり、
アマゾン(AMZN)は、アマゾンのオンライン市場で、アマゾンブランドの商品を販売することができなくなる、
などといったこともあり得るとのこと。
株主としては、あまり嬉しいことではありません。
では、実際にそのようなことは起きる可能性はどうなのでしょうか。
委員会は民主党が中心ですが、共和党は慎重な姿勢だそうです。
現在の米国議会は、下院は民主党が多数派、上院は共和党が多数派ですが、立法に際しては両院での法案通過が必要とのことです。
ということなので、共和党の出方によっては、実現しない可能性もあります。
気になるところですが、どうなっていくか、今後も注視していきたいと思います。
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