ウェルズファーゴ(WFC)の2020年度第3四半期の決算が、明日(日本時間10月15日)発表されます。
⇒ 「ウェルズファーゴ(WFC) 今週木曜日に第3四半期決算発表予定 何かいいことないかな?」
それに先立ち、JPモーガン・チェイスとシティーグループが、決算発表を行ないました。
私は普段はこの2行の業績は追っていないのですが、米国銀行業界の状況を知り、ウェルズファーゴ(WFC)の決算を占う意味から、先行する2行の決算を調べてみました。
尚、通常であれば、比較は前年同期(2019年度第3四半期)とするのですが、今回は、今年の武漢ウイルスによる影響の変化を調べたいので、前期(2020年度第2四半期)と比べています。
まずは、JPモーガン・チェイスから。
何と言っても注目したいのが、一番下の行の貸倒引当金の減額の大きさです。
前期には10,473百万USドル引き当てられていたものが、今期では611百万USドルと、▲94%も減少しています。
これは、武漢ウイルスによる経済への悪影響が峠を越え、貸付金の焦げ付きが減るであろうとの予測がなされたということでしょう。
そして、それを受けて、純利益も、1株利益も、+100%を超える増益となりました。
素晴らしい兆候です。
次に、シティーグループの決算を見てみましょう。
こちらも同様に、貸倒引当金が▲94%と、大幅に減少しています。
その結果、純利益、1株利益も、それぞれ+145%、+180%と増益です。
これも又、素晴らしい兆候と言えるでしょう。
だとすると。
ウェルズファーゴ(WFC)の決算も改善しているのではないか。
そんな期待が、いやが上にも高まります。
もちろん、同じ銀行とはいえ、それぞれ強み弱みもあるため、同列に見ることはできません。
しかし。
断然、明日の決算発表が楽しみになってきました。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿