2021年6月25日金曜日

アルファベット(GOOG) いよいよインドで5G事業を展開か?



アルファベット(GOOG)は、昨年2020年7月に、インドのリライアンス・インダストリーズ傘下のジオ・パートナーズに45億USドルを出資しました。

⇒ アルファベット(GOOG) フェイスブック(FB)に続いてインドに巨額投資

その目的は、リライアンス・インダストリーズの大富豪オーナー、ムケシュ・アンバニ氏の政界とのパイプの強さを利用して、巨大市場であるインド市場にスムーズに参入するというものでした。

そして、約1年後。

いよいよインドでの5G事業が始まるようです。

尚、手始めに、今月から既にムンバイでは5Gのトライアルが始まっているとのこと。

ジオ・パートナーズは、モバイル事業でインド最大のシェアを誇り、その顧客数は優に4億人を超えています。

アルファベット(GOOG)は、インド側に5G事業展開に際して豊富な技術や専門知識を提供する。

一方、インド側は、アルファベット(GOOG)にインドの巨大市場でのテレコム事業やイーコマース事業の機会を提供する。

こう書くと、まさにウィン・ウィンの関係です。

アルファベット(GOOG)の株主である私としても、喜ばしいことであり、特に問題はない、、、はずです。

ただ。

ちょっとだけ気になるのは、リライアンス・インダストリーズの大富豪オーナー、ムケシュ・アンバニ氏のビジネスの進め方です。

あまりよく知りもしないで言うのも何ですが、利用できるものは何でも利用しているような感じに、ちょっとだけ違和感を感じてしまうのです。

何しろ。

2019年には、インドにデータセンターを作るため、マイクロソフトと10年の提携をしています。

2020年4月には、ワッツアップ関連で、フェイスブック(FB)からも出資を受けています。

⇒ フェイスブック(FB) インド最大の通信業者ジオ・パートナーズに57憶USドルの出資

その3か月後の2020年7月には、このアルファベット(GOOG)からの出資受け入れを決め、更に同月、アマゾン(AMZN)からも出資を受けているのです。

⇒ アマゾン(AMZN) お前もか? インドのリライアンス・リテールに9.9%の出資?

どうですか?

この感じ。

世界の巨大IT企業を手玉に取るぐらいでなければ、大きな事業は成し遂げられず、また、大富豪にもなれないのでしょう。

しかし、この良く言えば大胆不敵な、悪く言うと節操のないやり方から見て、相手はかなりなやり手と見て間違いありません。

ということで。

アルファベット(GOOG)には、否、それプラス、フェイスブック(FB)、アマゾン(AMZN)にも、くれぐれも、いいとこ取りをされないよう気をつけながら、インドでの事業展開をしてもらいたいと思います。

グッドラック!

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