TSMC(TSM)は、2021年3月に、TSMCジャパン3DIC研究開発センターを設立しました。
場所は、茨城県つくば市。
目的は、半導体製造の内、後工程の製造技術や基盤技術の開発です。
総事業費は370億円。
その内、約半分の190億円を日本が拠出するという報道がありました。
半導体の微細化も来るところまで来ており、これからは後工程が増々重要となってきている折、日本政府もなかなか素晴らしいフットワークをしています。
この研究開発には、日本の半導体材料メーカーや製造装置メーカーが、約20社が参加するとのこと。
世界最大のファウンドリーと半導体材料や製造装置に強い日本企業がタッグを組めば、まさに鬼に金棒と言えるでしょう。
日本の半導体材料メーカーとしては、
・旭化成
・イビデン
・信越化学工業
製造装置メーカーでは、
・芝浦メカトロニクス
・ディスコ
などが参加するとのこと。
遅まきながら、私もこれら各社について勉強してみたいと思います。
台湾は、東日本大震災の際、日本に素晴らしい友情を示してくれました。
その時感じた感謝の気持ちは今でも忘れません。
現在は、今度は日本が台湾に対して、新型コロナウイルスワクチンを融通する方向で話が進んでいます。
そして、そこに、この共同研究開発です。
世界で今最も重要な技術の開発を、最も素晴らしい国の企業と行なう。
私も、TSMCの株主として、そして、ひとりの日本人として、この共同研究開発事業を嬉しく思います。
素晴らしい成果を期待しましょう。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿