フェイスブック(FB)に対する独禁法違反訴訟が、連邦地裁によって全て棄却されました。
ああ、よかった、よかった。
と、思う一方で。
考えてみれば、至極当たり前の結果だなと、つくづく思います。
何しろ、今回の訴訟対象となったインスタグラムとワッツアップの買収案件は、訴訟を起こした張本人である米国連邦取引委員会によって承認されたものなのですから。
それも、ひと昔もふた昔も前の、2012年と2014年に。
そういう意味では、米国の司法はまだまだ捨てたものではないと言えるでしょう。
この訴訟の簡単な経緯は以下の通りなので、目を通してみて下さい。
2020年9月、訴訟の可能性が浮上。
⇒ フェイスブック(FB) 今頃言うか? 過去のインスタグラム、ワッツアップ買収が独占禁止法違反だって?
2020年12月、訴訟。
フェイスブック(FB) 独占禁止法違反で訴えられる 理不尽な「歴史修正主義」に負けるな!
2021年6月(今回)、訴訟棄却。
この棄却を受けて、フェイスブック(FB)の株価は+4%超上昇しました。
米国時間6月28日終値 355.64USドル 前日比+14.27USドル(+4.18%)
尚。
便乗してこの訴訟に加わった州からの訴えは、この棄却で一件落着ですが、米国連邦取引委員会の訴えについては、訴状修正の猶予を1か月与えられたとのこと。
ということで、完全に安心するためには、7月29日まで待たなければなりません。
しかし、まあ。
冒頭で述べたように、この訴訟は自分で承認した件を自分で訴えているのです。
悪いことは言いません。
「もういい加減止めとけよ」と言ってくれる人がいる内に、この辺でお止めになられた方が身のためではございませんでしょうか。
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