- Screenshot of "Amazon and the Law" video on YouTube
あまり嬉しくないニュースです。
アマゾン(AMZN)の天敵が、米国連邦取引委員会の委員長に就任しました。
その名は、リナ・カーン氏。
何と、まだ32歳だそうです。
何よりも聞き捨てならないのが、イエール大学在学中の2017年に彼女が発表した
「Amazon's Antitrust Paradox (アマゾンの反トラスト逆説)」
という論文が、法曹・ビジネス界に激震を走らせた代物だということです。
その論文の主旨は、
現在の米国独占禁止法の枠組みは消費者価格を低く抑えることが主眼で、アマゾンのようなプラットフォームに基づいたビジネスがもたらす反競争的な効果には対処できない。
従って、従来の独占禁止法の原則を見直す必要がある、というもの。
2020年10月にGAFAの事業分割を提言した下院の報告書の取りまとめにも参画したそうです。
参考 ⇒ 遂にGAFAが分割される? 米国議会が提言 自由の国アメリカでも「出る杭は打たれる」?
果たして「参画した」のか、それとも「中心となって取りまとめた」のか。
彼女の論文の趣旨からすると、そんな疑問も湧いてきます。
だとすると。
天敵なのはアマゾン(AMZN)だけではありません。
アルファベット(GOOG)、フェイスブック(FB)、アップル(AAPL)もウカウカしていられないではないですか。
そして。
リナ・カーン氏就任に際しては、民主党だけでなく野党の共和党からも賛成票が投じられたとのことですから、反GAFAは超党派の様相です。
更に。
バイデン大統領は、大統領特別補佐官に、巨大IT企業解体論者のティム・ウー氏を起用とのこと。
一体、どうなっていくのでしょう。
GAFAは大丈夫なのでしょうか。
全く分かりません。
こういう時は、とりあえず伊東四朗氏にご登場願うこととします。
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