TSMC(TSM)が、2021年度第1四半期(2021年1月―3月)の決算を発表しました。
もちろん増収増益です。
当然のことですが、TSMC(TSM)は台湾の会社なので、決算の数字はほぼ新台湾ドルで発表されています。
ということで、まずは新台湾ドル建ての数字から。
売上は、前年同期比+17%の増収。
営業利益、純利益は、それぞれ+17%、+19%の増益でした。
次にUSドル建ての数字を見てみましょう。
売上は、前年同期比+25%の増収。
営業利益、純利益は、それぞれ+26%、+28%の増益でした。
ん?
どうして新台湾ドル建てとUSドル建てで、伸び率が違うのかって?
中々鋭いです。
それは為替の影響です。
昨年度(2020年度第1四半期)の数字は、1USドル当たり30.137新台湾ドルで換算、
今年度(2021年度第1四半期)の数字は、1USドル当たり28.053新台湾ドルで換算と、
新台湾ドル高USドル安の影響を受けています。
尚、米国市場で私たちが買っている1ADRは、台湾市場の5株に相当するそうです。
従って、1ADR利益は、1株利益の5倍となります。
(ADR=American Depositary Receipt 米国預託証券)
それにしても。
最近、TSMC(TSM)の株価は冴えません。
他のハイテク株から置いてけぼりを食らっています。
もうすでに割高すぎるのか。
中国の脅威を気にしているのか。
よく分かりませんが、今回の好決算を受けて、少しでも株価に勢いがついてくれることを願いつつ、果報を待ちたいと思います。
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