エヌビディア(NVDA)のARM買収について、こんな記事の見出しが目に飛び込んできました。
UK intervenes in $40bn Nvidia-Arm deal on national security grounds.
なに?
英国当局が国家安全保障を理由に介入?
一瞬、intervene=介入=物言いかと心配してしまいました。
しかし。
安心して下さい。
どうやらそうではなさそうです。
ARMの買収については、既に当局(競争市場庁)が調査中です。
その調査について、準司法権を持つデジタル大臣が、7月末までに報告をあげるよう指示を出したというのが真相のようです。
調査内容は、主に以下の3項目。
1.Competition 公正で自由な競争の確保
2.Jurisdiction 裁判管轄
3.National security 国家安全保障
この中でも、今回の目玉は国家安全保障とのこと。
しかし。
私に言わせれば。
何を今更また調べるというのでしょうか。
何しろ2016年にはソフトバンクの買収を認めているのです。
国家安全保障上で気になることがあったのなら、5年前に言っておけよという話です。
もちろん。
これが中国企業への売却話であればまた話は別です。
立派な国家安全保障上の問題です。
しかし。
エヌビディア(NVDA)は、同じ自由主義陣営の米国企業です。
心配はご無用です。
とはいえ。
まあ、デジタル大臣として、一応口を挟みたくなる気持ちも分からんではありません。
ということで。
intervene という単語に一瞬でもビビッた私が言うのも何ですが、言ってみれば、想定内の「儀式」です。
気が済むまでやってもらいましょう。
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